八ヶ岳、小淵沢に住む山岳ガイド、加藤美樹・久野弘龍が、ヨーロッパ・シャモニやドロミテ、国内の雪山、冬山、バックカントリースキー、夏山、登山・クライミング教室、ガイドを行っています。

 初心者岩登り講習・小川山/三つ峠/伊豆  山岳ガイド ミキヤツ登山教室     
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まずは低い位置で、上からのトップロープによって、体の動かし方を覚えよう♪ そしていつかは、憧れのあのルートへ!
コース・行程


 最大でも定員は4名です

 私たちが行う岩登り講習は、体験会ではありません。
 岩登りは登攀する人と確保する人の、二人一組で行われます。岩場で二つのルートを同時に登ってもらえば、待っている時間も少なくでき、講習会の効率も上がります。
 定員が多い講習会や、定員を設けていない講習会、体験会では登る順番がまわってくる回数も少なくなりがちです。
 また、ガイド(インストラクター)の指示も届きにくくなるため、安全面や講習の効果という点を考えても、定員4名がベストだと考えます。

 このためガイド料金が少し高くなってしまいますが、以上の理由をご検討ください。
 


 初心者岩登り講習、ステップアップクライミング初級、ステップアップクライミング2は、季節ごとに適した岩場で行います

 
春(4月〜5月)  小川山 佐久地方の岩場 甲府幕岩 など
夏(6月〜8月)  小川山 佐久地方の岩場 瑞牆山 など
秋(9月〜11月)  小川山 佐久地方の岩場 など
冬(12月〜3月)  甲府兜岩 湯河原幕岩 伊豆城山 など

 

 私たちが行うコースのレベル分け  講習の効率をよくするために参加者のレベルを三つに分けて行います。

初心者岩登り講習 初めての岩登りの方、経験はあっても久しぶりで会ったり、なかなかうまくなれない方(未経験〜5.9)
ステップアップクライミング1  初心者岩登り講習でクライミングと確保の練習をした方、あるいはすでに経験のある方(5.8〜5.9)
ステップアップクライミング2 初心者講習経験者、5.9程度のクライミング、あるいはクライミングジムの経験者 (5.9〜5.10) 
ステップアップクライミング3 5.9以上がコンスタントに登れる方、あるいはクライミングジムで頻繁に登っている方 (5.10〜5.12)

 レベルが分からない方はご相談ください。



 岩登りの効果、その後のステップアップについて

 岩登りの練習をして登山に活かすことが目的の方

 
 岩登り(クライミング)と登山の共通点と平地との違い


 誰もが一回の練習で効果を出すの難しいと言わざるを得ませんが、以下の考えで練習をしたり、普段の歩きで意識すると効果が高くなります。

 岩登りも、登山の歩きも、一本の足で立つ瞬間が平地の歩きよりも長いというのが共通点です。
 岩登りは小さな足場に丁寧に足を運ぶ必要があるため片足で立つ時間が長くなり、登山の歩きは上や下にある次の足場へ足を運ぶため片足で立つ時間が長くなります。

 平地の歩きは片足を上げた瞬間に体が前方へ移動して、着地と同時に重心がその足へ移動します。このため一本の足で立っている時間がほとんど無くなります。



 燕岳、大天井の縦走路

 平坦に近い道ですが、片足で立っている瞬間です。
 この様に平坦で次の足場が安定している時は、片足で立つ時間が短くても、大きな問題にはなりません。



 
 北鎌尾根の岩場での登り
 
 左足にしっかりと立っているからこそ、右足を動かすことができます。
 片足に立っている時間を長く作ることができるほど、岩場では安定した動きになります。


 


 登山の歩きと平地の歩きは別物


 しかし登山中に平地の様に歩くと、ザレ場やガレ場、浮石が多い時など、足場の悪い時には足を置く場所を選ぶことができないため、バランスを崩しやすくなります。

 また岩場では一本の足に立つ時間が短いほど、丁寧に足を動かすことができずバランスを崩しやすくなります。

 登山で足場が不安定になった途端に歩くのが不安定になったり、岩場や梯子での行動が苦手な方は、「登山の歩き」と「平地の歩き」を混同していることが原因です。
 登山の歩きは岩登り(クライミング)と同類であり、平地の歩きとは全く別物です。
 (階段で一段飛ばしで歩くとよく解ります)




 明神岳縦走での下り

 ガレ場が続く場合はしっかりと一本の足で立つ時間を作らなくてはなりません。







 北鎌尾根のガレ場

 足場が不安定な場合こそ一本の足で立つ必要がありますが、ガレ場などではどうしても一本の足で立つことが難しくなります。
 そんな時は無理をせず手を使うことも必要です。

(この時は、靴が硬すぎるため路面に合わせて靴を安定させることができていません。ガレ場や岩場には柔らかい靴が適しています)。

 登山のための岩登り講習


 岩登り講習では、一本の足で立つ時間をしっかりと作ることを意識付け、練習をします。岩登りが上手になれば、登山での歩きも上手くなるはずです。

 岩登りを練習すれば登山の歩きが「自動的に」上手になるのではなく、上述の様な一本の足で立つ時間を長くできる体の使い方(上半身の位置、体の向き、つま先の向き、足の立ち方)や、筋力を付けることで、岩登りを登山に活かすことができるようになります。



 スメアリングと体の使い方を練習中
 
 小さな足場に立つときには、つま先を少したわませて立ちこむ「スメアリング」は、クライミングシューズでも登山靴でも必須技術です。
 高性能なクライミングシューズで立ち方と体の使い方を身に付ければ、岩稜バリエーションルートや縦走路に出てくる岩場でも安心して行動できるようになります。



 1本の足で体を支えるための、体の使い方を練習中

 一本の足でしっかりと立つためには、体をうまく使わなくてはなりません。
 体が真っすぐのままでは、左右に分かれている片方の足に乗ることはできないため、体を曲げたり、傾けたり、あるいは体を回転させる必要があります。
 これがクライミング独特の「ムーブ」の考え方であり、登山だけでなく、将来クライミングを続けていく場合の大きな武器になってきます。







 小川山でのクライミング講習

 足元をしっかり見て足を動かすのは、クライミングでも登山でも同じです。

 ちなみに、登っているのは久野の母。この時70歳です。
 確保しているのはその友達、60歳女性です。

 岩登りのその他の効果


 他にも岩登りを経験すると、登山中のリスクについて客観的に見えやすくなります。
 登山で落ちる人はなかなかいませんが、岩登り中には足がスリップしたり、手が疲れてしまい、ロープにぶら下がる人は多くいます。人が簡単に落ちるものだと知っておくだけでも登山に活かせると思います。



 岩が硬い時には思い切って技術勝負をしても構いません。
 岩が脆い時には、できる限りその場所を避けて、それでも仕方がない時には確保するなどのバックアップが必要となります。

 クライミングは墜落を前提とした行動です。
 ロープによるバックアップなしには成り立たず、そんな考え方が登山に活かせると、より安全になるでしょう。





 西穂・奥穂縦走路

 岩が脆いところでは、自分の技量がどれだけあっても、落石や足場、手がかりが崩れることは防ぐことができません。
 自分の能力とは別の原因でトラブルが起こることを(実体験として)知っていれば、登山中でもリスクを探すようになると思います。

 
 バリエーションルートに行くために岩登り講習を考えている方
 
 ガイド山行を行う限り、バリエーションルートに行くためにクライミング講習は必ずしも必須ではありません。
 例えば槍ケ岳・北鎌尾根や前穂高岳・北尾根に行く場合、クライミング技術よりも体力トレーニングをした方が効果的です。
 ガイドは安全の確保とともに、技術サポートや技術講習をしながら行動します。行動しながらでも技術の向上を図っていただくことで、その山行自体がより安全になるためです。
 山岳ガイドはそれが可能です。

 しかし、これらのバリエーションルートに行って「その次」を目指す事を考えた場合、ある程度の技術を持ったうえで登ったほうが、その山行自体が大きなステップとなり次に繋がりやすくなります。
 例えば確保とクライミング技術を練習して前穂北尾根に行った場合、実際に現場で確保をしたり、クライミング技術を意識して行動することができます。これらは大きな自信となるだけでなく、現場での応用や次への課題を明確に知ることができ、剱岳・チンネなどの次の大きな山行へスムーズにステップUPすることができます。

 バリエーションルートに行くために岩登り講習を考えている方は、その山行が単発なのか、それとも今後バリエーションルートを登り続けるのかで岩登り講習が必要かどうかを考えると良いと思います。



 クライミングを続けようと思っている方
 
 せっかくクライミングの世界への扉を開くのであれば、今後クライミングを真剣に続けていくことを強くお勧めします。
 新しいことを始めて続ける場合、勇気と気力が必要となるのは扉を開くその前、扉を叩くときです。例え登山のためにクライミングをしようと思ってこのサイトを見ていたとしても、クライミングを始めるきっかけとしては十分です。

 クライミングをしていれば、登山界では必ず世界が広がっていきます。
 そもそもクライミングの世界を知らないでその世界を計ることはできません。子供の頃将来の役に立つかどうか解らずに勉強したことが今の生活に役に立っているかどうかは知りませんが、クライミングで身に付けたことを活かして行動することは「今なら」できるはずです。
 クライミングをしていれば、マッターホルンに登ることは本当は簡単です。休みができてから慌てて練習するのでは遅いのが、マッターホルン登山を難しくしています。
 クライミングをしていれば、そもそもクライミングの難しさ、難しい課題をクリアすることが、楽しい目標となります。人と競うことなく自分のレベルを上げる為には、真に自分の努力のみが問われ、充分楽しむことができますます。
 クライミングをしていれば、大きな岩壁を登る機会がでてきます。日本にも200メートルから400mぐらいの大岩壁なら至る所に存在し、車を降りたら5分、10分で登り始められる岩壁もあります。これなら例え1日しか休みが無くても十分楽しむことができるでしょう。
内容 

 全くの初心者対象の講習です。

ロープの結び方、相手の確保から始め、岩登りというものは上へ登るのではなく、左右への重心移動の繰り返しだということ、またそのためには凹角や緩い傾斜では押して登る、といった、歩行やアイゼンワーク、全てに通じる基本的な動きを学びます。

 講習で行う内容は、そのルートの登り方をお伝えするよりも、あるルートを通してクライミングの普遍的な動きを身に着けていただくことを目標にしています。

 一つの動きの中に、どれだけの大事な動きが詰まっているか。
 以下の内容をご確認ください。

 L時の動き(横移動から始まる重心移動)
 重心移動によって登る
 乗っていない足の重要性(3点でなく「2+1支持」)
 スメアリング(小さな段差への立ち方)



 対象・概要

・バランス感覚を身につけ、歩き方が上手くなりたい方
・一般縦走路での危険を減らしたい方
・クラシックなバリエーションルートを目指す方(北岳バットレスの各ルート、前穂高岳北尾根、谷川岳南稜など)
・基本的なロープワーク(確保技術)を練習します
・全ての方はクライミングシューズを使用していただきます。
(登山靴で岩を登ることは難しいので、まずはクライミングシューズで基礎の動きを身に付けることが重要です)
・海外でのクライミングや登山を考えている方には、クライミングの動きや高度感といったものに、ある程度慣れてから、登山靴で練習されることをお勧めします

 ※登山靴やアイゼンを履いてクライミングの練習をするのは、クライミングの動きを身に着けてからの方が効果的です。
 クライミングシューズで登れないレベルの方が登山靴で練習しても、より恐怖感が増すだけであり、慣れることはあっても、返って上手く  はなりにくいからです。

 クライミングは怖いものです。「怖さを慣れで克服する」のではなく、「怖さを技術で克服する」考え方が山では必要です。
 
 技術を身に着けるのは自分の身を守るためですから、この程度で良いというものではなく、技術はいくら身に着けても無駄になる処か、 自分が行ける場所の範囲が広がるといった、自己の可能性までをも大きく広げることが出来ます。

 何の運動でも身に着くまでの数か月は修業となり、面白いものではありませんが、その修業期間が終わればとても楽しいものになりま  す。先を見据えて継続しましょう。



 確保の練習

岩登りよりも、確保の方が大事だと考えます。安全を確保できなければ、岩登りなんて怖くてできません。
・確保器の使い方と注意点
 ・・・右手、左手どちらの手で確保?
 ・・・道具を落とさないための、現実かつ実践てきな方法 など
・確保の考え方
 ・・・ボディービレイ(確保)の有効性と危険性
 ・・・確保器を使うということの意味(ロープをほぼ張った状態で、長さを変えられることの意味)
 ・・・制動確保の必要性と危険性
・リードの確保と実際の墜落体験、確保体験
 ・・・実際に全てを経験してもらいます(やりたくない人はしなくて大丈夫です)
・トップロープでの確保



 岩登りの実践

 岩登りは・・・怖いかもしれませんが、楽しく登って、良い一日にしましょう

・重心移動と足で体を押し上げることの重要性

 岩登りは重心移動で成り立っています。
 どんな小さな足場にも立てるように、そして「重心を軸足の上に移動させて体を足で押し上げる」という一連の動きを実現するために手を利用します。
 腕力で登るのではありません。
 ルートを何回か登っていただきますが、一番上までいければそれで「OK」ではありません。
 たとえ完登出来なくとも「より力を使わない登り」「途中で手を離すことができるほど足にしっかりと乗ること」ができる方が上達への秘訣です。


・視野を広くする(見ていないところを積極的に見る)ことの重要性

 岩登りは一生懸命登ってはいけません。
 登ることに集中しすぎてしまうと、視野が狭くなり、ルートファンインディングがおろそかになります。
 余裕のあるときに、これまで見ていなかったところを積極的に見るなど、少しでも周りを観察することが必要となります。
 上手くなると余裕ができるのではなく、余裕を作る努力をしなければ決してそれは生まれません。
 意識して上記のことを行うのが必要です。


・限界を超えることの必要性

 力尽きたり、バランスを崩して墜落しロープにぶら下がることはとても重要なことです。
 岩登りで限界を超えるということは、初めてのことに挑戦するということです。
 「初めての事」=「できないこと」ではありません。
 何ができて、できないか。そしてなぜできないかを知るために限界を超える必要があるのです。

 自分の限界を知ることは、そこから先、何をすればよいかを考えるきっかけになりますし、限界を超えることなく、成長はありません。
 これらはロープを使用していないときには危険ですが、確保されているときには問題なしです。

 上手く登れなかったら、私達の出番です。
 何処を改善すれば上手くいくのか。何処が悪かったのかを解説します。
 同じ事を繰り返すのではなく、観察→計画→行動→検証の繰り返しで、よりよい行動を目指します、

 ※難しく書いてきましたが、楽しく登りつづけることが上達への秘訣です。
費用・集合

費用:お一人1万5千円 + ガイド経費(交通費、駐車場等の頭割り分)1000円から2000円程度
集合
 小川山の場合 小淵沢駅 9:00
 三つ峠の場合 河口湖駅 9:10
 伊豆・湯河原幕岩の場合 湯河原駅 9:00

天気の悪いことが予想される場合には、出来る限り事前に中止しますが、催行、集合後に天気の悪い場合は、クライミングジム講習になることをご了承ください(希望が無い限り、荒天時は出来る限り中止にします)。
定員:4名
 4名でロープ2本使用です。このため確保者、クライマーの二人一組で、効率よく練習することができます。
 また、常にガイドが近くにいられるので、アドバイスを受けやすくなり、安全管理上も有利です。
 このため少し料金が高くなってしまいますが、ご了承ください。
 ・料金説明  ・キャンセル料 ・雨天など、天候不良の場合  
 
 行程

 小淵沢駅9時集合〜小川山・廻り目平〜駅解散約18:30 

解散についてですが、通常は18時半前後になります。
小川山への道は上手く混まない状況でも片道1時間、岩場からの帰路と片付けを含めれば15時半には完全に終わらないと、18時を少し過ぎた「あずさ」に余裕を持って乗ることは難しい距離です。
18時の列車にどうしても乗りたいという場合は、参加者皆さんとのご相談が必要になりますことをご了承ください。


※マイカー利用のお客様へ

現地での集合は、小川山入口ゲートよりずっと下にある、レタス畑が尽きた地点に10時です。
大弛峠ゲートとの分岐、右側にある芝生広場の駐車場にお願いします。
車はこちらに置き、一台で乗りれることになりますので、お荷物の準備をお願いします。

また西日本方面からお越しになる方は、小淵沢に町営の無料Pがありますが、離れていて解りにくいため、お荷物は持ち出せるようにして、駅の方に車で直接お越しください。
(駅の集合でも、お車か列車利用かはご連絡願います)

装備 ○・・・必ず必要 △・・・あれば便利
○雨具上下
○防寒着(軽いフリースなど)1着
△必要であれば着替えの下着やTシャツ(ただし、重くならない程度に)
○ヘッドランプ(手で持つものは使いにくいです)
○ザックは30g前後をご用意ください
 その他基本的な夏山装備

○ヘルメット <無い場合は要連絡・レンタル有り>
○ハーネス <無い場合は要連絡・レンタル有り>
○120pスリング 1本  <無い場合は要連絡>
○安全環付カラビナ 2個 <無い場合は要連絡>
○エイト環かATCなどの確保・下降器 <無い場合は要連絡>
○クライミングシューズ 緩いモノで大丈夫です<無い場合は要連絡・レンタル有り>
○チョークとチョークバッグ
○確保用革製手袋(ホームセンターなどで売っているモノでも構いません。握りやすいモノがよいでしょう)

○行動食(行動中にも気軽に口に運べるもの)
○水筒、1リットル以上は必要です。
○薬品類(日焼け止めなど)

○健康保険証のコピー




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山岳ガイド ミキヤツ登山教室は、夏山、冬山ともに国内では八ヶ岳、穂高・槍ヶ岳、剣岳、北岳、小川山、瑞牆山など、海外ではヨーロッパのシャモニ、ドロミテで山岳ガイド、登山教室、雪山教室、クライミング教室を行って
います