八ヶ岳、小淵沢に住む山岳ガイド、加藤美樹・久野弘龍が、ヨーロッパ・シャモニやドロミテ、国内の雪山、冬山、バックカントリースキー、夏山、登山・クライミング教室、ガイドを行っていま
す。国際山岳ガイド連盟・日本山岳ガイド協会所属


 ポワント・ラシュナル「M6ソラー」       

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2010年4月10日


 前日の12時間行動で、夜遅くにコスミク小屋のベッドに潜り込んだ私たちは、既にそれなりの満足が得られていたが、晴れ渡った青空を見れば下山も惜しい。「研修のこともあるし、もう
降りようか」という久野の薦めを断って、再びポワント・ラシュナルへ向けてスキーを駆る。
 
 目標は「M6ソラー」(V M5+ 200m)


1ピッチ目へスタートする加藤(下からの画像で解らないが、実はこの先ハングなので、かなりビビッてます)


だって・・・トポにはただのアプローチっぽく書いてある1ピッチ目


本当はココ、氷で埋まってるはずなんですけど完璧にドライです


何とか上に支点が取れた!


実は乗ってるフレーク、薄くって、足ぷるぷるっス


一旦は左に出ようとしたけれど無理!そこでスタンスを踏み換え、


右足を上げてぇ・・・「あ、上がらん!」


後方のスタンスへ「股裂けそうっ」


「ふぅ〜・・・何とか越えました」
カッコ悪・・・でも必死なんですよ


背後の眺めは(私の冷や汗とは関係なく)素晴らしい  タレーフル氷河を巡る針峰郡は、左から「エギュ・ドゥ・ベルト」「ドロワット」「クルト」の南面

 結局この1ピッチに続き、延びる限りロープを延ばしたら、いつの間にか2ピッチ目も越えていました。
 久野がリードに向かった3ピッチ目の核心部には氷が張っておらず、何とか突破しようとラインから逸れた岩へ挑戦するも、研修前に怪我をしても仕方ないので敗退。次回の課題とする。

それでも私は、十二分に痺れる時間を満喫出来たピッチでした。

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