八ヶ岳、小淵沢に住む山岳ガイド、加藤美樹・久野弘龍が、ヨーロッパ・シャモニやドロミテ、国内の雪山、冬山、バックカントリースキー、夏山、登山・クライミング教室、ガイドを行っていま
す。国際山岳ガイド連盟・日本山岳ガイド協会所属


 クライミング上達への鍵  山岳ガイド ミキヤツ登山教室    

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岩登り=クライミングのトレーニングは、登山をする全ての方に必須です。
それが例え岩稜縦走をするにせよ、しないにせよ、登山で起こる事故の多くは、その登山に対する考え方や姿勢が、大きな主因たるからです。

そのことに、気が付かない人、または何となく気が付いているから、クライミングはやった方が良いと思うけど、でも難しいと思う人。
やってみたら楽しくなって、それにより登山に対する安全管理や基本的な姿勢、考え方が変わったことによって山の何が危険なのかが、おぼろげながらも理解し得た人まで、山には様々な人が来ています。

山は危険だ。とよく言われますが、実際のところ山が怖いのではなく、何が危険なのかが解らないままに山という領域に踏み込む、そんな登山者こそが危険なのです。何が危険なのかが解らなければ、その危険は回避しようにも出来ませんし、技術はそのために身に付けるという見方もできます。

だからといって、「クライミングは必要だから」という義務で行う物でもありません。
大切なのは、自分にとって必要だと先ずは理解し、それを楽しいものに変えるためには、努力が必要だという事。
登山には努力は無くとも、誰でもが参加可能な種のマラソン大会であれば、そのための努力は必要ないのと同じく、とりあえずは山頂までたどり着けるでしょう。

でも実際にマラソンでタイムを競ったり、山を安全に楽しむためには、筋トレなどのトレーニングと併せ、技術を高める努力も必須であることに、気が付く人は僅かです。

とはいえ、精神的な要素も強いスポーツであるクライミングの上達には、「継続」した練習が欠かせません。

この「継続」とは、知識の積み立てであり、この動きの知識を貯金するその前に、忘れてしまっては意味がありません。
忘れない、前の記憶の残るうちに、週一度は短時間でも練習しなければ、2週も空けば積み立ては減り、またある程度忘れたところからの再スタートです。

なので極たまの練習は、忘れてばかりの繰り返しで、実に効率が悪くなります。

このため練習の頻度と、効率アップが、重要な上達の鍵となります。
ご自身の努力が欠かせないものであり、講習会と呼ばれるものは、やった気にはなるものの、上達の鍵となる事は実のところ稀なのです。

定員4名

いわゆる体験講習会では、岩登りに関する基礎的な動作はほとんど習えませんし、なにより人数も多いので、登る機会すら僅かでしょう。

ミキヤツのクライミング講習では、その上達の鍵となるための講習を目指すことから、各コース定員4名。
これは4名が最も効率よく本数を登れるからです。

例えばマンツーマンや1対2の場合には、順番が次々来るので、お客様は休みなく連続で登ることになります。

こうなれば自分の動きを客観的に見ることは厳しいので、上達するには人の動きや行動をよく観察することも重要ですが、あまり人数が少なすぎても人それぞれの動きを見て勉強することは難しくなります。

また、これ以上定員数が多ければ、今度は登れる本数が限られます。

ミキヤツ登山教室のコンセプトは、「自分で登れる登山者を育てること」ですから、岩登り講習も、もちろんこれに準じます。

クライミング講習のクラス分けについて

初心講習は全くの未経験者が対象です。

これに対してステップUP講習は、初心講習を経て上達していきたい方のためのものであり、初心か初級か迷われる方であっても、クライミングジムへ自主的に通われているなどの方、またご予約の日程までまだ猶予のある場合などで、ご自身が近所の室内ジムで練習する期間のある場合は、初級講習からのお申し込みも可能です。
この場合登る経験そのものの方が大切で、ロープワークなど確保出来ることは必須ではありません、登りつつでも覚えて行けますし、実際他の講習での経験がある方でもまともで安全な確保が出来る方は殆んど皆無です。このため確保経験がある方であっても、安全上危険だと思われる点は、初心者同様に学び直していただきます。

中級は5.11を目指すクラスながら、更にその先を志す気持ち、継続した練習をする心意気さえあれば、ご参加は可能です。

クライミングクリニックは、参加された方其々の問題を知っていただき、上達のための改善点、これから何をすべきかを身に付けることを目的に行っています。
このため今回得られた改善した動きを身に付けるために、その動きを実際のクライミングで実践しなくてはなりません。
できることなら翌日に実際の岩場で、それが無理なら同一週内にクライミングジムで復習、クリニック翌週末に実際の岩場で実践です。

運動、スポーツはどれだけ知識、経験があっても短期間に集中しなくては上達しません。逆に短期集中しても正しい知識で動きを実践しなくては効果が小さくなります。クライミングは動きが特殊であるだけでなく恐怖が伴うため、特にこの傾向が強くなります。つまり理想的な動き、考え方に基づいて、短期間で集中して練習する必要があります。

クライミングの動きは登れるようになると、とても単純なのですが成長段階ではかなり複雑で難解だと思います。
そんな難解な動きを外岩だけで身に付けるのは難しく、またクライミングジムで登っていても、外岩で登るための動きに繋げるのはこれまた難しいです。
(だからジムで登れても外岩で登れない人が多くいます)

このコースは外岩で登るための動きを身に付けるためにクライミングジムを使います。そこでクライミングの動きを整理、洗練させようというものです。
ジムで登っている方にはもちろん、外岩でなかなか結果の出ない方にお越しいただきたいコースです。

クライミグの上達の秘訣

繰り返しになりますが、クライミグの上達の秘訣は、何よりもまず、「継続」にあります。

岩が全くの初めての方であっても、室内ジムなどに通うことにより、多少の動きや筋力を得た状態でのご参加であれば、ご自身がより余裕を持って講習を受けることが出来ます。

より楽しく岩場が感じられるよう、可能な限り最寄りの室内ジムに行ってみてください。
最初の2,3カ月は修業期間ですから、面白くはありませんが、一週間に一度ほどを続けることが出来れば、徐々に変わってくるはずです。
自分で組み立てた山行から、無事に帰ろう

これらの講習を経て、お客様同士ジムが同じなどで仲良くなって皆で一緒に、またはご夫婦で、岩に出かけられたりしています。

自立した登山者になるには、そのための考え方が大切なのと、あとは自信をもって挑むための技術です。

そのためには、この程度で良いという範囲はなく、考え方も体力も技術も、それらのどれかが欠けるほどに、補わなくてはいけないものです。
自分で物事を計画し、それに沿ったトレーニングを行い、技術を身につけ、天候を読み、そして山行から無事に戻る。

自身で物事を考え、遂行できる、そんな自立した登山者になるために、クライミングは、このための重要なプロセスの一つであると考えましょう。


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山岳ガイド ミキヤツ登山教室は、夏山、冬山ともに国内では八ヶ岳、穂高・槍ヶ岳、剣岳、北岳、小川山、瑞牆山など、海外ではヨーロッパのシャモニ、ドロミテで山岳ガイド、登山教室、雪
山教室、クライミング教室を行っています