八ヶ岳、小淵沢に住む山岳ガイド、加藤美樹・久野弘龍が、ヨーロッパ・シャモニやドロミテ、国内の雪山、冬山、バックカントリースキー、夏山、登山・クライミング教室、ガイドを行っています。

 1日アイゼン講習(赤岳山荘泊)      
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コース・行程 最低催行人数2名

1日目:小淵沢集合〜美濃戸の赤岳山荘(山荘前の氷床にて、アイゼントレーニング)
     赤岳山荘にて解散後、赤岳山荘泊

2日目:比較的余裕のとりやすい硫黄岳などを目指しながら、一日目の復習を、各自ご自身にて実践していただきます。

※ なお平日であれば場所の確保は難しくないため、全くの日帰り講習というかたちも可能です。お二人以上での催行の為、お早目にお申し出いただき、他の方を募る、もしくはお二人以上でのお申込みのうえでの催行となります
(一対一ではお互いの動きを観る学習ができず、また筋力をもたせるのも難しくなります)

注:申し訳ありませんが、日帰りでの講習は平日でしたら可能ですが、週末では予定していません。
これは安全に練習できる場所の確保が難しいからです。
週末は何処の氷も上にはアイスクライミングをする人が居て、常に落氷の危険に晒されます。
ですから週末は、赤岳山荘の人工アイスを利用させて貰うことで、安全な練習場所を確保することになります。
山小屋の施設は、管理や維持に大変な手間と費用が掛かります。

こういったことから、週末のアイゼンワークにおける2日目は、ご自身で山に行き、練習を実践していただくプログラムとなっています。
いわゆる場所の利用料だとお考えください。
内容 

 氷雪講習の内容    

  こちらのアイゼン講習は、赤岳の初級講習で行うものと同様ですが、一度だけ参加しても時間が経ってしまった方や、その年度で赤岳にお申込みが出来なかった方を補助する目的で設けたものです。

 週末は安全に練習できる場所の確保が難しいため、赤岳山荘の人工アイスを使用させていただきます。
 このため宿泊は必然的に赤岳山荘に泊まっていただくことになり、翌日はご自身で練習を重ねつつ、余裕のある易しめの山へ向かっていただくという趣旨のものです。

 通常の赤岳初級講習では、どうしてもアプローチで−2時間。日没までキッチリアイゼン講習を行ったとしても4時間が限界ですが、この一日講習であれば、更に時間を掛けた練習が可能になりますが、それには勿論、それを行い得る十分な筋力をご用意願います。


 私たちの行う雪山講習は真の雪山技術を身に着けていただくために、現場で通用する技術をお伝えします。教科書的技術ではなく、机上の空論になりがちな滑落停止などの事後の技術より歩行技術を重視しています。
 雪山技術をしっかりと身に着けたい方はご検討ください。
 
 こちらの講習は普段使わない部位の筋力を酷使するアイゼンワークを行うため、かなりの筋力を使うことになります。

 漫然と歩いても雪山には登れますが、「安全」と「必要以上の体力」を、犠牲にすることになります。そうならないためには、漫然とではなく、よく考えて人間の関節の可動範囲に沿った、無駄のない動かし方が必要になりますが、これらを考えながら練習するには、余裕を持った体力が必須となります。

 正しく歩くことは、実は想像以上に困難です。

 一日のわずかな時間にお伝えできることには、限りがあります。
 この日帰り講習で、完璧に歩けるようになるほど、それは簡単なことではありません。

 あくまでも、ご自身で練習を続け、その正しく効率的な歩き方を、自分の技術に出来るかどうかは、その後の皆さんの努力に掛かっています。

 まずはこれらの講習内容のメニューを全てこなすだけの、最低限の筋力は必要なことをご承知ください。
 
 以下はこの講習の狙いです。


 滑落対策=転ばない歩行技術

 滑落停止技術は現場ではほとんど役に立ちません。
 なぜなら、雪山は地形が複雑で均一、平坦な斜面は意外に少なく、凹凸や岩があるため、滑落すると跳ねたり、転がったりするため岩に激突するか、何もできずに落ちて行くというのが実際の現場です。
 これは雪山を本当に多く登ってきた者であるほど知っている事実であり、滑落停止技術で助かった人は殆んどいないことでもわかることです。
 ですから私たちの行う雪山講習では、このような事実を踏まえて、「机上の空論的な滑落停止技術」よりも「現実的な危機回避である歩行技術」を重視して行います。


 転ばない歩行技術を基にアイゼンを使おう

 私たちが行う雪山講習で伝えたいのはアイゼンの使い方だけではなく、正しい歩行技術を基にアイゼンを駆使して雪山で行動する技術です。
 では正しい歩行技術とは何か。
 詳しくはこちらの歩行技術を見ていただくとわかるのですが、歩く際に重心を左右の軸(右足と左足)に正確に移動させる動きこそが「転ばない歩行技術」であると言えます。この歩行技術を妨げない範囲でアイゼンを駆使することで、雪山で滑落しにくいアイゼンワーク・歩行技術が成り立ちます。

 しかしこの歩行技術を無視し、フラットフッティングなどアイゼンの使い方のみが従来から伝えられてきました。
 いまでもそれらが当然のように伝えられててきていますが、間違っています。
 私たちの行う雪上講習では歩行技術を説明、練習しながらそれに合わせてアイゼンを駆使する方法をお伝えします。


 それでも滑落停止技術を学ぶことを捨てられない方へ

 滑落停止技術が成功するには30メートル以上の綺麗な斜面が必要です。
 だから滑落停止の練習は富士山やスキー場などのキレイな斜面で皆が練習するのです。
 つまり、ある限られた条件でしか成り立たないうえに、生死を分けるパニック状態でこれを成功させることは、どれだけ練習を積んでもかなり確率の低い技術であるといわざるを得ません。
 モチロンそれでも練習をするのは無駄ではありませんが、多くの時間を割くのは、効率が悪いと言えます。

 つまり、滑落停止技術は雪山に入るにあたって習得する技術としては優先順位を下げたほうが雪山での安全を図る効率が良くなります。
 自動車教習所では運転技術を練習するのに特化して、事故時の救助、脱出技術やファーストエイド技術を行ないませんが、もし自動車教習所が事故後の対策を先に行うのであれば、それはかなり間違った考えです。
 言い過ぎかもしれませんが、雪山講習会、雪上講習で滑落停止技術を優先して行うのと同じと言えます。

 私たちはそんな滑落停止技術よりも、もっと伝えて行かないといけない技術を知っています。先に伝えて行かないといけない技術があるからこそ滑落停止の優先順位を下げざるを得ません。逆の場合は伝えることが無いからでしょう。


 ※滑落停止技術をしっかりと、学びたい方は好条件で練習ができる4月に行うのでご検討ください。


 その他のリスク対策

 雪山では他に、雪崩、低体温症、凍傷などのリスクがあります。
 しかし、モチロン一般の登山でも起こり得るリスクではありますが、これらは無理な行動を含めて、山スキーや冬季クライミングの一部分の事故であると言えます。
 これらのリスクを減らすには知識だけではダメで、「知識を行動にいかに活かすか」という必要があります。どれだけ学んだかとか知識があるかというよりも、それらを判断につかう登山者の意識次第とも言えます。

 雪崩対策として埋没者の捜索訓練をしても雪崩を避けることはできません。また、雪崩のメカニズムを知ったとしても、それを無視した行動、勘違いした判断をすれば雪崩を避けることはできません。凍傷、低体温症も同じです。
 私たちの行うこの講習では、登山者の意識はどのようにあるべきかという事をお伝えします。

 雪崩対策としては埋没者捜索を行う方がいますが、雪崩を避けるという意味では効果はなく、雪崩対策全般としてみても効果が薄いと言えます。
 凍傷対策は雪山での生活技術、つまり正しい装備、行動、リスク管理ができていればかなり防ぐことができ、低体温対策もこれらに体力アップを計ればかなり防ぐことができます。
 いずれにせよ、私たちの講習会ではこれらの登山者の意識改革を含めて、登山者の意識のあり方を皆で考えていきたいと思っています。
費用・集合
費用:お一人1万5千円 +ご自身の宿泊費(8千円程)+ガイド経費(日帰り交通費・駐車場の頭割り分1000円〜2000円)
定員:4名 最低催行人員2名から

集合・時間 小淵沢駅 9時00分
装備 ○・・・必ず必要 △・・・あれば便利
※要項にある装備は、あくまでも稜線に上がる予定のある方に適応します。
もし講習のみを目的とされるのであれば、装備はアイゼンと冬靴のみしっかりしていれば、あとは寒くない格好で問題ありません。

◎冬山用登山靴 
 ※冬季用、もしくはオールシーズン用。革で防水性があってもスリーシーズン用は不可です。
 ※新しく購入される方は、冬季の3000b(2重靴でない方が良いです)で使用できるモノをオススメします。
 ※ワンタッチアイゼンを付けられる、前後にコバのある冬季用の靴がオススメです。
◎ヘルメット
○上下の冬用ヤッケ(ゴアの雨具も可ですが、できる限り冬山用ジャケットが良いです。)
◎冬用の化繊もしくはウールの下着上下(タイツ)
○ウールのシャツもしくは薄手のフリース(中間着として)
○ウールのズボンもしくは薄手のフリースのズボン
○フリースかセーター(防寒用)
○ウールか化繊の靴下×2
○オーバーグローブ
○予備のグローブ(メインのグローブと同等程度が望ましいです)
○フリースか毛の手袋
◎ロングスパッツ(オーバーパンツにインナースパッツが付いていても必ず必要)←オーバーズボンをアイゼンで破いてしまう方多数のため
○目出帽 (帽子とネックウォーマーとの組み合わせは不可)
○サングラス(眩しい時に使用しますが、ゴーグルでは不可です)
○ゴーグル(スキー用でも構いません。)
○ヘッドランプ(手で持つタイプは不可です)

○アイゼン(12本爪) (アルミアイゼンは不可 足が24センチ以下の人以外10本爪アイゼンは不可) 
 ※必ずアンチスノープレートを着けてきてください。
○ピッケル (レンタルあり)
○ハーネス (レンタルあり)

○行動食(行動中にも気軽に口に運べるもの)
○水筒(テルモス)
△薬品類

△ストック
△薄手の手袋
△耳当て(バンド状のもの目出帽だと暑いとき)
△お酒?(飲み過ぎないようにしてください)
○健康保険証のコピー




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山岳ガイド ミキヤツ登山教室は、夏山、冬山ともに国内では八ヶ岳、穂高・槍ヶ岳、剣岳、北岳、小川山、瑞牆山など、海外ではヨーロッパのシャモニ、ドロミテで山岳ガイド、登山教室、雪山教室、クライミング教室を行って
います