八ヶ岳、小淵沢に住む山岳ガイド、加藤美樹・久野弘龍が、ヨーロッパ・シャモニやドロミテ、国内の雪山、冬山、バックカントリースキー、夏山、登山・クライミング教室、ガイドを行っていま
す。

 2008年 6月  バカンス 奄美大島       

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奄美大島へは、大型犬であるKTも一緒に飛びました。

まずはJALの離島直行便に乗るため、羽田空港へ。
山梨からでは甲府まで行けば、午前3時発の羽田行きバスがあります。
が、今回は公共機関は利用できません。
(ちなみに、海外山行でも成田へは車で行ってます。長期だと駐車場の方が安いから)

私達の旅の核心部は、何と言っても首都高です。
談合坂SAで運転を交代して後は、私の運転だったのが、ナビに導かれ都内で下道に降りてしまいギブアップ。直ちに選手交代で首都高に乗り直す。

やっと羽田に着いてホッとする間も無く、今度はKTのトイレに困ってグルグル走り回る。
洞爺湖サミットで厳戒態勢の空港には、どこもかしこもお巡りさんで一杯なのだ。

漸く空港に荷物を降ろして、車を預けに行ってからチェックイン。KTは飛行機のバリケンに入ってもらう。

 
「あら?みんなアタイを見てるワ♪」      「なぁに!これ?マジ!?」


さて、奄美大島まで2時間のフライトです。ペルーに行く24時間のフライトに比べたら、(経由地2回での待ち時間含まず)なんて楽ちんなんでしょう♪

機内からは三河湾、伊良湖岬に知多半島といった地形が、梅雨の厚い雲の間から見えていました。

着陸態勢に入ると、引き潮で現れた浅瀬が、エメラルドグリーンに透き通って見える海岸が広がっています。奄美大島空港に降り立つと、既に30℃を越える暑さ。もちろん空は真っ青。梅雨
よさらば!

さぁ、レンタカーに特大バリケンとKTを押し込んだら出発です。でも何処に?
ガイドブックすら持っていない私達は、空港のパンフで、まずは島の南部を目指すことにする。

道の脇の売店には、スイカがゴロゴロと並んでいる。
東シナ海側を走って島の中心である名瀬市街を通過、マングローブパークに近いバンガローにチェックインして湯湾まで走り、更に屋鈍近くの海に入る。珊瑚は無い。
そこで内地の鹿児島から来たと思われる女の子の「珊瑚はなかなか無いですよね。加計呂麻島に渡れば綺麗だし、大島海峡側の白浜にならありましたけど」という情報により、今度は白
浜へ。
人っ子一人いない、端っこの集落前。確かに透明度は高いが、上から見る限りでは珊瑚があるかは解らない。ここでもう日暮れ近いので峠越えでバンガローに帰還した。

 
大きなカジュマルのある集落、白浜      何処も彼処も、海の透明度はなかなかのもの・・・でも珊瑚が?


大きな街もなく、仕方ないので雑貨屋で半額になったお弁当を購入。150円・・安すぎ。これでは寂しいのでコンビニに入ったら、何故かコンビニに豚足の煮込んだお総菜が売っている。これ
と卵を買って、野菜は無人スタンドのトマトとゴーヤでゴーヤチャンプルにする。
う〜ん、何だか小淵沢の生活と大差ない気も?違うのは、オリオンビールに黒糖焼酎のあること。
乾杯して食べたら、4時起床の疲れもあって速攻「おやすみなさい」でした。

2日目。食パンやハムの朝食を済ませ、島の南の端にある「ヤドリ浜」を目指す。
ちなみに、奄美大島では地区ごとの船を出すお祭りがあるようで、この日はバンガローのある岸辺に、鮮やかな色彩の船が並べられていました。

 
ヤドリ浜「うふふ、なんらってバカンスよ」


 
護岸のコンクリだって、オブジェです                   怒りのヤドカリ君 「おらオメぇ、ナニすんだぁ?」


ヤドリ浜は先端だけあって、澄んだ水が真っ白な砂に寄せる静かなビーチ。でも珊瑚の白化が進んでいるようで、新しい海流の入る左端に、わずかに生きた枝珊瑚が残る程度。午前はの
んびりここで過ごし、シャワーを浴びてから、もう少し手前の大きな入り江である嘉鉄に移動しました。

ここは集落しかなく、トイレなどの施設も駐車場もありません。集落の一番端の空き地に止めて、まずは偵察。
海に向かって突き出した小さな島の手前に、どうやら珊瑚がありそうです。

でも折角、真水のシャワーを浴びた久野は面倒がるので、私だけ偵察に行くことにする。
確かに岬の突端に砂州で繋がった小島までは、1`は無いにせよ結構遠い。

入ってすぐは濁りがあったものの、岸を遠のくほどに新しい海流が入って透明度が増してくる。2、3bほどの遠浅が続いて、急に水が冷たくなった辺りから、生きた枝珊瑚が現れてきた。島
の手前は予想通り珊瑚があって魚影も濃い。テーブル珊瑚も少しだがある。
更に砂州を歩いて、海峡側にも入ってみた。
魚影は更に濃いが、潮が速いので岸からは離れられない。
やっぱり加計呂麻島まで行かないと、珊瑚礁は無理なのだろうか?

 
これぞ「風光明媚」な島の風景                     右奥が、大島海峡を挟んだ加計呂麻島です


加計呂麻島に渡る古仁屋港でフェリーの時間と料金を確かめに行くと、人は安いが車を渡すには高そうだ。
観光案内所のおばちゃんには、「珊瑚ねぇ、10年も前には、海を覗けばすぐそこに見えたんだけどね」といわれてしまった。「ガッカリ」
やっぱり屋久島のすぐ南にある程度の奄美大島では無理があるのだろうか?」
島の南部にはそこかしこに大規模な採石場がある。土の流れる採石場は多かれ少なかれ、海に影響を与えていそうだ。
バンガローに帰ると、イベント用テントまで張られていて、バーベキューの飲み会が始まっていた。
明日は北部の海に行ってみよう。

3日目。バンガローの周辺を水辺に沿ってジョギング。・・・暑い。
今日は北部のあうん浜にある、あうんリゾートが取れたので、まずはあうん浜を偵察。どう見たって珊瑚礁が広がる海だ。果たして私達の二日間は何だったのか?

 
これは絶対珊瑚もあるぞ〜    
「アマミノクロウサギに注意」ってか、今はもう、「マングースに注意」の、方が正しいのか?
ハブ退治にマングースを放したら、ハブを捕るんじゃなくってウサギを捕ったマングースが、大繁殖したのだとか?笑えない話です・・・


とりあえずは空港北のあやまる岬、土盛海岸も偵察。浅瀬は確かにあるけれど、狭いので泳ぐのはパス。サーファーの若い子達が来ていた。
奄美パークの近くはどうかな?と思っていたら、今度はポツポツと雨が来る。「結局リーフを見るには、あうん浜が一番良さそう」ってことで、Uターン。アウン浜へ。

 
これではリーフ内のプールは、泳いでも歩いても渡れません


大潮で遠くまで浅瀬が現れると、何処からともなくモリや網、竿を持った人々も降りてきた。泳ぐには浅すぎてリーフ内は移動できないから、地元の人に習ってシューズで沖まで歩いてみ
た。
外洋はやはり潮が速く、とても出ては行けそうにないから、地形が入り組んで入り江になっている深みに飛び込む。
あった、あった!3日目にしてやっと生きた珊瑚の群生地に出会えました。

  
急に深くなる珊瑚の入り江(この中は枝珊瑚の森です)       「あついっアツイわ」


最終日の朝食前は、まだ波の高いリーフ内でお供のKTを連れて一泳ぎ。朝食後の9時〜潮の満ち始める14時をめどに、外海側の入り江に入って泳ぎ続けました。


  
あうんリゾートの晩餐は、地元料理に少しアジア風を効かせいて洒落てます(豚の膝軟骨煮は特に絶品)黒糖焼酎がススム
朝食のブレッドは「ナン」でした(何よりそのロケーションが素晴らしい)


 
大潮で現れた珊瑚(リーフ内は白化が進んでいます)        潮の流れのある外海側は珊瑚も元気


いざ潮が満ち始めると、地元民の逃げ足の速いこと。「サザエはおらんね」とおばちゃんに尋ねられ、潜って捕った貝を渡そうとしたら、浜にはもう誰も居ませんでした・・・。要らないので貝は
海に返して、バンガローでシャワーを浴び空港へ。
このあうんリゾートさん、通常のチェックアウトは11時なのですが、「翌日のお客は無いのでノンビリで良いですよ、ゆっくりしていってください」と、とても親切で助かりました。
いくらなんでも塩まみれのまま、山梨まで帰るのは辛いです。

ちなみにあうんリゾートは犬もOK。前泊のバンガローはOkじゃないですが、予約時に相談したら許してくれました。島の人は全体的におおらかで何事にも親切です。
レンタカーには。家から巨大バリケンを持って行ってその中に収容。JALの直行便があるので、犬連れ旅行には最適な島です。
潮の速さと、珊瑚の少なさはありますが、私は俗っぽい沖縄より遙かに好感が持てる島でした。
珊瑚礁と言っても、私の場合は山の往復に東南アジアの経由地で海へ入る程度。ダイビングはタイのピピ島で昔取ったオープンウォーターのみ。以来潜ったこともありません。
なので日本には、離島に行けばもっと珊瑚が残っている場所もあるのでしょう。

 

 

 

さて、奄美大島空港で再び飛行機用のバリケンに収容される際、KTは激しく抵抗しました。初めてのフライトは、KTにとってとても怖い体験であったようです。足を踏ん張り、なかなか入ろ
うとしないのを、久野にお尻を蹴飛ばされて押し込まれていました。(動物虐待??)

 
浜にはボルダーになりそうな岩もありました              水難救助犬KT


 
最後の〆は奄美名物「鶏飯」格別な料理というより庶民的?まぁ暑い土地では食べやすいスープご飯って感じでしょうか・・・
とりあえずは体験

奄美大島よ、さようなら〜


羽田ではまずKTはおしっこの緊急事態。←潮水をたらふく飲んでいる
久野は車を取りに行ったので、空港の交番の前に荷物満載のカートを放置し、大勢で車のチェックをするお巡りさんの前を突っ切って草むらへ。同じ機内に乗せられていたチビ犬は、空港ロ
ビーの出入り口でおしっこ垂れていましたが、小さければ許されるってもんじゃないだろ?マナーは守りましょうね。

と、いうわけで、貯まりにたまって放置していたJALのマイレージを、やっと使って出掛けてきました。やっぱり一番大変なのは空港への往復でしょうか。ちなみに山梨帰着は、深夜1時過ぎ
でありました。                                                                            

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山岳ガイド ミキヤツ登山教室は、夏山、冬山ともに国内では八ヶ岳、穂高・槍ヶ岳、剣岳、北岳、小川山、瑞牆山など、海外ではヨーロッパのシャモニ、ドロミテで山岳ガイド、登山教室、雪
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