八ヶ岳、小淵沢に住む山岳ガイド、加藤美樹・久野弘龍が、ヨーロッパ・シャモニやドロミテ、国内の雪山、冬山、バックカントリースキー、夏山、登山・クライミング教室、ガイドを行っていま
す。

 2003年 5月  山スキー 針ノ木大雪渓ヤマクボカール        

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 またまた針ノ木雪渓に行きました。私的には東北の鳥海山まで行きたかったのですが、超ロングドライブの覚悟が出来ずに挫折して、今度は針ノ木山頂からのヤマクボカールを目指して
みました(前回はシエスタ君、峠以前に脱落する)。
 富士山も考えたけれど、庭から遠望する姿には雪の筋がか細くついていてちょっと不安。まあ、何たって針ノ木「大雪渓」って名があるくらいだから、長野県内では白馬と合わせて最も遅く
まで滑れられるのがここなのです。
 ところが、わずか一週間ちょっとで雨に流されたらしく、大雪渓は大きく後退していて大沢小屋のもう少し下まで歩くことに。
 

 ヤマクボカールとは山頂直下にある圏谷ですが、ここも這松帯が大きく現れていてガックリ。それでも気を取り直して出合に行くと雪は山頂直下まで、まだ繋がっていました。
 仮に普通の登山をするとしてもこの残雪を使えばダイレクトに登れ、かつ下れるのでこの時期なら最短距離で頂上まで行けるでしょう(残念ながら今週末の針ノ木岳コースは、雨天のこと
もあって申し込みは0だったけれど・・)。
 大雪渓には平日にもかかわらず結構スキーヤーが居て、大沢小屋のご主人とも前回に同じくすれ違う。登山道の偵察?にしては長い距離だから大変なご苦労だ。
 シエスタは本日快調。いつもは急登になると後でダラダラついてくるか、はたまた前に来て行く手を遮るか、なのだが今日は張り切って先導して行く。しかも私達は板を担いでの直登なの
に、シエスタだけジグザグに登っていく。本能??
   

  
 に、しても立派になったものだ。ねえたんは嬉しくって、涙がでてくらー。(古い!)
 カールの中に上がると、スキーの外人さんがシエスタを見て撫でてくれる。シエスタご満悦。しっかりお腹まで見せている。
「オイラ、頑張ったんらよ。ねえ、なれてなれて!」って感じである。  
 春の雪だから気温が低すぎなければ硬くはならず、直登なのでぐんぐん高度をかせぎ、4時間後には頂上すぐ北側のコルに出た。
 やっぱりここや鹿島槍からの奥黒部はいい。北から剱、立山三山、五色ヶ原。今だ残雪豊富な黒部渓谷を隔てた山々。渓谷の底には翡翠色の黒部ダム。輝く残雪の山と不思議な色合
いを持つそのダムは、何故か調和して見える。
 針木岳縦走は新越山荘に着くまで道は良くないが、この眺めが常に目に映ることが最大の魅力だろう。蝶からの槍穂、そしてまた白馬三山からの奥黒部も良いけれど、奥黒部とこの翡
翠色のダムの両方が見たいなら針ノ木縦走が良い。
 
 この辺りには雷鳥も居るはずだが姿は見えなくて、代わりに鷹か何かの大きな姿がつがいで空を舞っていた。臆病なシエスタは雷鳥を見たところで逃げるだろうけれど・・・うちのセキセイ
インコにさえ飛び退いて逃げるのだから。
 さあ、お楽しみの滑降だが、ビビリンチョのシエスタにとってはこの下降こそが受難である。呼んでもよんでもさっぱり進まない。急斜面では真っ直ぐ降りられないから、何度もターンを繰り
返しての「必殺ジグザグ下降」だからだ。たまに真っ直ぐ降りても雪と一緒に滑るのが怖いらしい。シエスタは尻セードは嫌いなようだ。
 やっとのことでカールから下って大雪渓に合流すると傾斜は緩くなり、シエスタも走り出す。
耳を跳ね上げながら必死で追ってくる姿は、いつもながら健気でかわいい。
 今シーズンのスキーは終わりだけれど、シエスタ、強くなったね。さて何キロ痩せたのかな?
 


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