八ヶ岳、小淵沢に住む山岳ガイド、加藤美樹・久野弘龍が、ヨーロッパ・シャモニやドロミテ、国内の雪山、冬山、バックカントリースキー、夏山、登山・クライミング教室、ガイドを行っていま
す。


 山岳ガイド ミキヤツ登山教室の山行記録 ヨセミテ・ハーフドームハイク       

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 初めの4日間は飛ばしに飛ばした久野。
「僕が納得するルートをミキちゃんがリードするまではオフは無し!」(ま、マジですかぁ!?)
 ・・・なんてスパルタなこと言ってた割には、飽きっぽい性格だから長続きするはずもなく、
「僕さぁ、もうハイキングでいいや」なんぞと宣いだした。
 ・・・オイオイ、まだ一週間も経っちゃいないんだぞ?

 そこで、Mガイドご推奨のハーフドームハイキングへ出掛けることにした。
 クライミングではない。あくまでトレッキングで、頂上に立つわけである。


 ハーフドーム


 しかし舐めちゃいけません。欧米のトレッキングは日本のいわゆる一般登山と同じです。バレーの底から高度差1500b。これは上高地から穂高のてっぺんに匹敵するのである。


 ヨセミテバレーの再奥に駐車場があり、そこからトレッキングのスタートだ。

 
 駐車場にはやっぱり食料を入れるコンテナが置いてある。車に残したりすると、「熊」が破壊してでも持っていこうとするらしい。


 まずはミスト・トレイルを多くの観光客に混じってすすむ。

 
 多くの観光客がたむろする「横尾本谷橋」からは最初の見所バーナル滝が見える


 大きな滝が次々に現れるこのトレイルでは、その名の通りバーナル滝の吹き上げる飛沫が凄まじい。
 これじゃ霧、どころか横殴りの雨って感じでズブ濡れになるが、暑いのでそれも我慢できるだろう。


 寒がりの人は雨具があった方が良いかも。


 これだけの水しぶき。振り返ると、やはり虹がかかっていました


 次に現れるネバダフォールの上へ出たら、ジョンミューア・トレイルと合流。ここでやっと半分来た。ここまでが約3時間。ここからは馬道なので馬糞臭く、しかも高度は稼げなくなる。川沿い
に「これでもか」というほどハーフドームを巻く。

 
 ネバダフォールもすごい水量。


 ここでドームの裏にあたる坊主頭を見ると、道のりの遠さが確認できて帰りたくなるのは山々ですが、まぁそこは我慢です。延々ドームから離れた後、やっとのことで登りが始まります。


 目指すハーフドームはまだまだ彼方にあります。


 途中で見かけたトカゲ


 デカイ木の中をすすみます。

 長い単調な樹林帯でジグザグを繰り返し、花崗岩の尾根に出るまでにはかなりの距離があるので、飽きてきて退屈になるが、そのイライラ感も岩の上に出ると吹っ飛ぶだろう。


 やっとハーフドームが近づいてきます。


 周囲を囲むハイシェラの峰峰は残雪があり、眼下にはヨセミテバレイを粋筋も落ちる滝が望まれる。


 稜線に出ると一気に展望が開けて、これまでの苦労が報われます。


 花崗岩の上を、快適にすすみます。


 手前の小ピークに上がると一条の帯、今回のハイライトが見えてきます。


 岩に張り付く人の行列にはドキドキさせられるが、これまた一般人にはかなり危険なスラブである。
 
 正面から見るととんでもなく凄そうですが、近づいてみると以外に緩そうです。でも、とても滑ります。

 クライミングシューズなら余裕だが、運動靴でテカテカに磨き込まれた花崗岩を、ケーブルと腕力を頼りに登る、まして下るのは至難の業だ。

 下りはとっても怖いです。

 ここでビレイ用の皮手袋が大活躍したけれど、それでも筋肉痛が残ったほど。


 正直自分が落ちるより、ヘビー級の観光客が上から将棋倒しに落ちてくるのが怖かった。


 パンフには12時間トレイルとなっているロングルートだが、冒頭で「舐めちゃいけない」なんて記しつつも、実際自らは10時を過ぎてノコノコ出発した私達。
 それでも帰路は一般客に混じって計8時間で下山できた。

下山は往復でなく、ジョンミューア・トレイルを歩けば変化があって更に展望も良し。 (逆コースは暑いよ)


 登ってきたハーフドームがよく見えます


 ちょうど、行きに通った道の対岸、更にその上を行くので展望は抜群です。右はネバダフォール

 しかし、ツカレタ〜!!
 某誌のヨセミテ1週間プランには「ハーフドームへのハイキングも良策」なんて書いてあったが、これはまぁ辞めた方が無難ですね。7日間しか無いってのに、翌日はクライミングどころじゃ
〜なくなりますよ。




魚岩



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山岳ガイド ミキヤツ登山教室は、夏山、冬山ともに国内では八ヶ岳、穂高・槍ヶ岳、剣岳、北岳、小川山、瑞牆山など、海外ではヨーロッパのシャモニ、ドロミテで山岳ガイド、登山教室、雪
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