八ヶ岳、小淵沢に住む山岳ガイド、加藤美樹・久野弘龍が、ヨーロッパ・シャモニやドロミテ、国内の雪山、冬山、バックカントリースキー、夏山、登山・クライミング教室、ガイドを行っていま
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 2006年12月  八ヶ岳・積雪期 赤岳東稜        

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 2006年最後の山行は赤岳東稜。
 当初の計画では甲斐駒ヶ岳・黄蓮谷左俣の予定でしたが、大量の降雪によりコースを変更。とはいえ、楽なコースにというのではなく、自分たちでしっかりと「雪山登山」できるコースとし
て、東稜を選びました。


 赤岳の頂上、左の竜頭峰から右下に下りてる尾根が赤岳東稜。

 赤岳東稜というのは赤岳の東面、県界尾根と真教示尾根に挟まれた雪稜で、赤岳の頂上から南の峰、竜頭峰に伸びています。
 内容は八ヶ岳には珍しい「立派な雪稜」ルートで、年末年始の頃は雪と格闘できるルートになります。しかも今回は降雪直後なので、かなりの奮闘が予想されました。

 1日目は標高2200メートルあたりのルート末端までの、楽な行程。
 しかし、実際にはスキー場からのアプローチを1時間ほどすると、雪はドンドン深くなり、いつしか腰まで没する深さになってきました。

 
 テン場からの赤岳東壁。朝の出発風景


 2日目、起床4時30分。出発は6時30分。
 今日は全行程ラッセルの予定。昨日も腰まで没するラッセルを2時間以上もこなしたが、今日は10時間は覚悟しないといけません。



 まずは大門沢を二俣までラッセル。そのまま右俣に入り、多量のデブリ(雪崩跡)を利用し、東稜に取り付きました。 




 樹林帯をラッセルし、第一岩峰を目指します。




 第一岩峰は左側から巻き気味に草付を登るのですが、雪が深いため、草付登りではなくラッセル。しかも胸まで没するラッセル。


 

 ここを越えれば、いよいよ待望のナイフリッジで、上部まで見渡せます。



 豪快なナイフリッジが続きます。
 しかし雪は硬いかと思いきや、またまたラッセル。急傾斜の雪稜なので、ここでも胸まで没する状態。
 第二岩峰を目指し、うねうねと続くナイフリッジをひたすらラッセル。




 第二岩峰も左側を巻いて、垂直の草付と快適な傾斜の草付でのダブルアックス。しかし、ここも雪が深く、雪を落としながらのダブルアックスで、まさに雪と格闘しながらの泥臭いクライミン
グが続く。




 第二岩峰から下を見ればうねうねと続く雪稜に、自分たちの付けたトレースが見えます。これが雪山の醍醐味でしょう。




 上に行けば、雪も落ち着くかと思われたが、そうは問屋が卸してくれるわけもなく、まだまだラッセル。竜頭峰直下では完全に万歳ラッセル(自分の身長を超えたところに雪面がある状態)
となり、最後まで雪と格闘しました。
 写真は第三岩峰での万歳ラッセルを終えた直後、主稜線直下。ようやく雪も落ち着いてきました。


 

 2日目の行動10時間。そのうちラッセル9時間30分。平均、腰から胸程度のラッセル。大げさでなく、ホントの話。八ヶ岳にもこんなルートがあるのです。
 写真は赤岳山頂からの赤岳東稜。右上から左下に下りていく雪稜です。

 たまにはこんなホントの雪山も良いでしょう。
 いかがですか?
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山岳ガイド ミキヤツ登山教室は、夏山、冬山ともに国内では八ヶ岳、穂高・槍ヶ岳、剣岳、北岳、小川山、瑞牆山など、海外ではヨーロッパのシャモニ、ドロミテで山岳ガイド、登山教室、雪
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