八ヶ岳、小淵沢に住む山岳ガイド、加藤美樹・久野弘龍が、ヨーロッパ・シャモニやドロミテ、国内の雪山、冬山、バックカントリースキー、夏山、登山・クライミング教室、ガイドを行っていま
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ドロミテ予備知識


 ドロミテはイタリアの北東部、長いブーツの形をした国土のちょうど、ブーツの後ろ縁、膝の裏辺りといった感じでしょうか?

 このドロミテのある南チロル地方は、ハプスブルグ家、イタリア、フランス、ドイツなど、様々な巨大国家に編入されてきた過去を持ちます。当時はオーストリアとの国境だったこともあり、第一次世界大戦中は酷寒のアルプス山中で塹壕、要塞戦が繰り広げられた場所でもあります。

 ドロミテまたはドロミティとは、石灰岩が海中で変質した岩石・ドロマイトを発見した人物の名を由来とし、このドロマイトの巨大な岩峰が林立する景観は世界でも固有のものであり、ヨーロッパアルプスの東の端に当たります。

 ヨーロッパにおいてはクライミングの聖地であり、昔は貴族階級の遊びと挑戦の場であったアルプスの高山に対し、貧しい階級から出たクライマーでも腕を競い挑戦し、自分たちの力を世に問うことの出来る場であったらしい。
 これによってチロル地方では、戦前から盛んにテクニカルなルートが開かれ、またメスナー兄弟などの能力の高いクライマーを輩出しています。



ドロミテを勧めする理由 

 ドロミテの特徴は、高所の影響を受けにくいことと、天候、天気の悪い時の対応がしやすいことが挙げられます。


 ヨーロッパアルプスというと雪山と4000mを越える高山をイメージすると思いますが、ドロミテも立派なアルプスの一部です。しかし、標高は3000m以下、雪がついていることもほとんどありません。


 高所である場合は高度の影響を考えて行動せざるを得ず、時差ボケがある場合は更にその影響が大きくなります。このため、どうしても高度順応や時差対策などでスケジュールが制約されてしまいます。
 しかしドロミテは壁は大きくとも標高は無いため、到着日や移動日も登ることができます。

 
 天候的にはヨーロッパ全土がよっぽど変な気候にならない限り、基本的には毎日登れます。たとえ朝方雨でも、午後には登れるルートが沢山あります。
 しかし天気が悪い時は車という機動力を活かして別のエリアに移動する事で対応が可能です。

 ドロミテは基本的には他のアルプス地域と同じ気候に属していますが、陸路での2時間から5時間ほどの移動で、全く気候の異なる、アルプス地域以外の大きなクライミングやトレッキングエリアに移動することができます。
 飛行機や列車などを利用せずに、全く気候の異なる地域に行けることはドロミテの大きな特徴の一つです。


 代表的なエリアは、まずはイタリア・アルコ(Arco)。
 ドロミテ西部からなら2時間以内で到着することができます。
 イタリア北部のこの古城の町は、クライミングを中心に成り立っているといっても過言ではありません。街を基点にショートルートから1000mを越えるマルチピッチルートが無数に存在しています。

 次にお勧めするのは、アドリア海の国、クロアチアのパクレニツァ(paklenica)
 ドロミテからは5時間ほどと、少し遠くなってしまいますが、その代わりに環境は抜群です。クロアチアのパクレニツァ国立公園内にある岩壁群がその対象で、アプローチが短いのが特徴です。
 また、この国立公園はアドリア海に接しているため、海沿いの宿に滞在、公園内でクライミング、そして海を見ながら食事というリゾートライフを楽しむことができます。

 他にもイタリア北部のクライミングエリアや、クロアチア・イストラ半島周辺のクライミングエリアなど魅力的な場所がたくさんあります。
 



ドロミテのクライミング

 ドロミテでのクライミングは高差150m〜1000mのマルチピッチクライミングが中心。その本数は正確にはわかりませんが数千本というレベルだと思います。
 ガイドブックも多く出ていますが、そもそもガイドブックに載っていないルートも多く、現在であってもルートが増えています。
 もちろんショートルートエリアも沢山あり、天気の悪い日だけでなく、コンディショニングにも最適です。


 ドロミテの岩質はドロマイト。これは石灰岩に鉱物が混じったものです。普通のよくある石灰岩に比べて硬いのが特徴です。そのため傾斜が強くともホールドが豊富です。このため300m以上に渡って垂直以上の傾斜を有する壁もあります。
 そんなドロミテの壁でのクライミングはスポーツルートとクラシックルートに分けることができます。


 スポーツルートは大きく分けて二つに分類できます。
 @ボルト間隔が比較的短く、基本的に必要な装備はクイックドローだけのルート
 Aボルト間隔が極端に遠く、カムやナッツなどでプロテクションを取らなくてはならないルート

 @のルートはボルト間隔が3メートル〜5メートル間隔で打たれているので、クイックドローだけで登ることができますが、間隔が短いといってもショートルートに比べればかなり広いですし、グレードが下がるとさらに広くなります。
 ですからやはり少しのカムは持っていた方が良いでしょう。

 Aのルートは大きな壁で展開されるルートによくあるパターンです。
 ボルト間隔は例えば5.11を超える場合でも、本当に必要な部分にしかなく、かなりのランナウトを強いられます。カムやナッツは必須ですが、必ずそれで支点が取れるとは限りません。
 ですからグレード以上の能力を持って取り付く必要があるのですが、そもそもドロミテのグレードがかなり辛いという事も忘れてはいけません。


 ドロミテのクラシックルートは単に古いルートという訳ではありません。
 ドロミテの壁はドロマイトという石灰岩の一種で構成されています。このため、ハーケンの喰い付きが良く、2000年以降の初登攀であってもハーケンを使用して登られています。
 また、ハーケン仕様だからグレードが低くクラシックルートという訳でなく、ハーケンを使用していてもグレードが5.13を超えて連続するルートもあります。便宜上クラシックルートという言葉を使用してはいますが、ハーケンを使ったルートであってもグレードは様々です。
 いずれにせよ、クラシックルートは壁の弱点を登るルートが多く、そういう意味では自然なラインのルートが多いのが特徴です。
 
 ドロミテの壁は傾斜が強いのに、ホールドが多く大きいのも特徴です。このため、グレードが低くとも傾斜が強い壁をグイグイ登ることができますが、基本的にはフェイスクライミングが中心になるため、ルートファインディングが難しくなります。
 クラシックルートの面白さはスポーツルートと違いボルトや残置物を追って登るのではなく、壁の弱点を自分で探しながら登るというところにあります。しかし、これは逆にルートファインディングが極端に難しくなることも意味し、弱点を突いた結果、ルートを外してしまうということもあります。
 クラシックルートを登る際には人気ルートでない限り、残置物を追えばルートを外さないという事は無く、確実なプロテクションワークと自分の強い意志をもってルートを見つけることが必要となります。


ヴィアフェラータ

 クライミングの苦手な方は、ケーブルを辿ることで岩峰に登頂できるビアフェラータもおススメです。
 これは日本での一般登山に近いのですが、子供を伴い半日で簡単に行けるものから、世界大戦の遺構を辿るもの、小屋と小屋を繋いだり渓谷や岩峰を繋いでいく本格的なロングコースまで、ヨーロッパでは様々なコースが人気を博しています。

 ドロミテのヴィアフェラータの特徴は、第一次世界大戦時の軍隊移動のために使用された遺構を利用していることと、純粋な登山のための手段として利用されているモノが多いことだと思います。

 ヨーロッパにヴィアフェラータは数多くありますが、岩場でのアトラクションとして作られたものが多く、ドロミテの様に頂上を目指すために存在しているものは少ないといえます。
 ドロミテは、山といえば岩山であるため、その頂上を踏もうとするとクライミングが必要となってしまいます。しかしワイヤーや梯子を張り巡らすことで、クライミング技術や経験の無い方でもそんな岩山の頂上までたどり着くことができます。
山岳ガイド・ミキヤツ登山教室 

メール:mikiyatsu2008@gmail.com  
ブログ:山でボナペティ!  
電話:0551‐36‐6345 
携帯:090‐7195‐6134(久野 )


 山岳ガイド・ミキヤツ登山教室は、加藤美樹、 久野弘龍がそれぞれ主催する個人ガイドの集合体です。
 
 (社)日本山岳ガイド協会認定、山岳ステージ2、国際山岳ガイド連盟認定、国際山岳ガイド資格を保有し、ガイド業を行なっています。



 私たちは、ガイド業を通じて技術や道具、登山情報を、過去の慣習や過去の経験ではなく、現在の経験に基づいた現場情報を提供することで、登山をする方が安全に楽しめることを目標としています。



 ガイド業務中には皆様の安全を図ることはもちろん、講習会や行動しながら登山技術を伝えることで、ご自身で行く登山をサポートします。

 皆様の「目前の夢」を実現するのではなく、自分の力で夢を実現する力を身に着けていただくことを目標としています。

 これらのことを実現するための手段がガイド業であり、皆様に提供する情報を得るために現在もプライベートでのクライミングを続けています。  

主なガイド・フィールド

 海外 

フランス・シャモニ・クライミング
イタリア・ドロミテ・クライミング
ギリシャ・カリムノス島・クライミング
タイ・プラナン(ライレイ)・クライミング
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 国内 

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剱岳・クライミング
穂高・槍ケ岳・クライミング・岩稜縦走
北岳・甲斐駒ケ岳・クライミング
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加藤美樹・久野弘龍 

日本山岳ガイド協会認定
国際山岳ガイド連盟認定
八ヶ岳山岳ガイド協会所属

〒408−0041 
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