八ヶ岳、小淵沢に住む山岳ガイド、加藤美樹・久野弘龍が、ヨーロッパ・シャモニやドロミテ、国内の雪山、冬山、バックカントリースキー、夏山、登山・クライミング教室、ガイドを行っていま
す。
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 ドロミテ予備知識


 ドロミテはイタリアの北東部、長いブーツの形をした国土のちょうど、ブーツの後ろ縁、膝の裏辺りといった感じでしょうか?

 このドロミテのある南チロル地方は、ハプスブルグ家、イタリア、フランス、ドイツなど、様々な巨大国家に編入されてきた過去を持つ。ドロミテは当時オーストリアとの国境線だったこともあ
り、第一次世界大戦中は酷寒のアルプス山中で塹壕戦が繰り広げられた場所でもあります。

 ドロミテまたはドロミティとは、石灰岩が海中で変質したドロマイトを発見した人物の名を由来とする。

 このドロマイトの巨大な岩峰が林立する景観は世界でも固有のものであり(日本では案外アルプスの一部として、認識すらされていなかったりしますが)、ヨーロッパアルプスの東の端に
当たります。

 ヨーロッパにおいてはクライミングの聖地であり、昔は貴族階級の遊びであった雪のアルプス登山に対し、貧しい階級から出たクライマーでも腕を競える場であったらしい。
これによってチロル地方では、戦前から盛んにテクニカルなルートが開かれ、またメスナー兄弟などの能力の高いクライマーを輩出しています。



日程・天候・天気の悪い時の対応 2016年 

 2016年度HP上のこれらの日程は、基本的に皆さんが土日から次の土日までだと職場のお休みがとりやすいという事で設定してありますので、通常9日間の休暇で、実質7日間のクライミングとなります。
 もちろん、設定以外の日程も可能なのでご連絡ください。

 高所である場合は時差ボケもあると高度障害が出やすいのです(一般にモンブランなどは、たとえ順応山行であっても到着した翌日などに高所で動くべきではありません)が、これに対し、ドロミテは壁は大きくとも標高は無いため、移動日も登れます。

 クライミングの苦手な方は、ケーブルを辿ることで岩峰に登頂できるビアフェラータもおススメです。
 これはより日本での一般登山により近いですが、子供も伴い半日で簡単に行けるものから、世界大戦の遺構を辿るもの(ビアフェラータの発祥はここからです)、小屋と小屋を繋いだり渓谷や岩峰を繋いでいく本格的なロングコースまで、ヨーロッパでは様々なコースが人気を博しています。

 体力にもよりますが、間のレストに小さめルートやビアフェラータなどの登山も入れたとしてそれらは調整しつつ、最大で、9日間の場合は実働中7日間とお考えください。
 ただし到着や出発便の時刻によって移動日が登れなくなれば、中5間や6日間に変動します。
 もちろん、参加者の都合に合わせて、20日間も、逆に日本出国から帰国まで7日間という日程でも、スピードと機動力を活かしてしっかりと楽しめるようにします。


 天候的にはヨーロッパ全土がよっぽど変な気候にならない限り、基本的には毎日登れます。たとえ朝方雨でも、午後には登れるルートが沢山あります。
 しかし、余りにも天気が悪い時は機動力を活かして別のエリアに移動する事で対応します。

 悪い天気が続く可能性のある時の代替エリアは以下の通りです。

 ・クロアチア・パクレニツァ
 ・イタリア・アルコ

 いずれにエリアもドロミテに勝るとも劣らないクライミング、ビアフェラータのエリアです。


天気の悪い時の代替エリア、イタリア・アルコ
ブドウ畑の奥に壁が連なり、マルチピッチ、ヴィアフェラータ、そして美味しいジェラートが楽しめます。




宿泊 2016

 宿泊は、既に7月のドロミテはどこも満室なので予約してあります。
 基本的にはベースとなるカナツェイ(西ドロミテ)と、コルチナ(東ドロミテ)両方のアパートを予約してありますので、最低でも1カ月前のキャンセル期限までに、大まかに登るエリアを決定する必要があります。
 これら2つのエリアはファイブフィンガーのあるセラ山群の街カナツェイ、3本の岩峰で有名なトレチメ山群のある街コルチナ・ダンペッツォです。
 この間の移動は約1時間ながら、目の回る様な峠が連続するため、通いではなく宿泊先は変えたほうが無難です。

 ドロミテはドイツ人やイタリア人も避暑に来るエリアで、ハイシーズンである7月、8月はは宿泊費が跳ね上がるとともに、限りもあります。このため、この日程中はガイドとお客さまを同アパート内、別部屋とすることで、比較的安価に泊まれるように考えます(1万円の頭割り程度で済みます)。
 食事はいずれも自炊できるアパートを予約してあります。
 ただお部屋がエキストラベッドでは手狭だったり、お客様の性別によっては、もう一部屋を取って約2万円を頭数で割る可能性があります。

 一人で個室をご利用の場合は、やはり一泊1万円前後が相場だとお考えください。
 (この場合は部屋の予約がありません。お早めにお申し出ください)

 もちろんアパートでなく、ホテルでの宿泊。レストランでの食事も可能です。


おおよその費用お一人辺りの料金

ガイドと同じアパート使用 お一人で参加の場合1万円程度
ガイドと同じアパート使用 お二人で参加の場合5千円程度





 宿での自炊も良いものです。

2015年はこんな場所に居ました。
ちなみに時刻はこれで20時です。



集合・移動  2016

 イタリア国内での移動は車になります。
 基本的にはガイドが移動する車に同乗していただく形になります。

 集合、解散共には現地の空港ですが、便利なのはベネチア国際空港です。
 この空港の発着に合わせて集合時間を決定します。

 例えば、7月2日(土)出国で3日(日)にベネチア到着の場合、空港までお迎えに行きます。
 空港からドロミテ地域まで約3時間を要するので、可能な限り夕方までに到着する便を選択するのがベストですが、夜到着の場合は空港付近で宿泊し、翌早朝移動すればドロミテ到着後にクライミングやトレッキング、もちろんヴィアフェラータを楽しむことが出来ます。
 いずれにせよ、ご希望の日程があれば日本出国から日本到着日までの総日程をご連絡ください。

 2016年3月現在、ユーロ、原油安のため、かなり安い価格で航空券を購入することが出来ます。
 そういった面でも今シーズンはねらい目だと思います。

 ※ちなみに・・・、私たちは昨年2カ月の航空券で14万円だったのが、今シーズンは6万円以下で購入することが出来ました。もちろん航空会社が違うので性格に比べることは無理なのかもしれませんが、それでも安い!
 日程が近くなればなるほど空席は無くなるので、高額なチケットが残ります。
 そういう意味でもご検討される方はお早めに・・・。

自由に車で移動できるので、天気に合わせて行動できます。


 まずはお問い合わせください

@日本出国可能日と日本帰国希望日をご連絡ください。
 これによって、ドロミテでの行動可能日数を連絡します。

Aどんなことをドロミテでしたいかご連絡ください。
 例えば、マルチピッチクライミングをしたいのか、ヴィアフェラータ、トレッキングをしたいのか。
 あるいは、「どれぐらいクライミングが出来るか」をご連絡いただければ、お勧めの行程をお伝えします。
 もちろん、登りたい山、ルート、あるいは滞在したい街、行きたい場所があればご連絡ください。
 必要であれば、それまでにできるトレーニング、準備の内容をお伝えします。

Bお勧めする行程、概算の費用を連絡しますので、それをもとにご検討ください。
 もちろん、こちらからお伝えするのは一例であり、プレゼンテーションの一つです。
 今後話し合いによって日程、行程を作り上げていきます。
 お申込み・キャンセルについて

@日程、行程、費用をご検討いただき、納得いただけたらご連絡ください。
 日程、行程、費用の提案をさせていただいた時点でお申込みの期限も併せて連絡します。この期限は、現地の宿泊施設、航空券の準備に係るものです。お伝えした期限内であっても変動することがあるので、可能な限りお早目にご検討ください。

Aお伝えしたガイド料金をお振り込みください。
 ガイド料金のお振り込みの時点で予約、お申込みの完了とさせていただきます。
 これ以降のキャンセルは費用が発生するので注意してください。

キャンセル料

出発30日前まで:ガイド料金の50パーセントと宿泊施設の予約・キャンセルに必要な実費
出発29日前〜出発日まで:ガイド料金の80パーセントと宿泊施設の予約・キャンセルに必要な実費
※お申込み前の打ち合わせ時に、宿泊の費用、施設のキャンセルポリシー(無料キャンセル可能時期、費用など)もお伝えします。
 
 



 ドライチンネ登頂とドロミテクライミング 日本出国から帰国まで9日間〜10日間


 <モデルケース> 
 ※スケジュールの変更、追加も可能です。
 基本的には現地のコンディション、参加者の意向等を考慮して、コースを決めます。 

 1日目:日本出国〜夕方到着〜コルチナダンペッツォ
 2日目:マルチピッチクライミング チンクトーレ
 3日目:オーロンゾ小屋
 4日目:ドライチンネ登攀
 5日目:休養・予備日(マルチピッチ、ビアフェラータ、トレッキングも可能)
 6日目:マルチピッチクライミング ラガゾーイ
 7日目:マルチピッチクライミング トーリ・ラガゾーイ
 8日目:休養・予備日(マルチピッチ、ビアフェラータ、トレッキングも可能)
 9日目:空港へ移動〜出国
10日目:日本到着

ガイド料金:10日間45万円(お一人)・9日間40万円 10日間70万円(定員2名の頭割り) 9日間65万円(定員2名の頭割り)
        以降、1日追加ごとに5万円
別途必要な費用:集合までの航空券費用、現地での宿泊費・食費等のご自身の費用、ケーブル代(使用した場合)、海外クライミングでの保険
集 合:ベネチア空港のいずれか 日時、時間は相談して決定します。
コース:以下のルート案内を参照してください。他のドロミテルートも可能です。日本人が行かない(と思う)コース、エリアも可能です。




ドロミテ・マルチピッチ ビアフェラータ 9日間〜10日間


 <10日間モデルケース> 
 ※スケジュールの変更、追加も可能です。
 基本的には現地のコンディション、参加者の意向等を考慮して、コースを決めます。

 1日目:日本出国〜夕方到着〜カナツェイ
 2日目:マルチピッチクライミング (ファーストセラ)
 3日目:マルチピッチクライミング (ファイブフィンガーズ)
 4日目:ビアフェラータ (コラック) ※マルチピッチクライミングも可能
 5日目:レスト ※トレッキング、観光、ビアフェラータ、クライミングも可能
 6日目:マルチピッチクライミング (チアンパック)
 7日目:マルチピッチクライミング (サードセラタワー)
 8日目:ビアフェラータ 
 9日目:空港へ移動〜出国
10日目:日本到着

ガイド料金:10日間45万円(お一人)・9日間40万円 10日間70万円(定員2名の頭割り) 9日間65万円(定員2名の頭割り)
        以降、1日追加ごとに5万円
別途必要な費用:集合までの航空券費用、現地での宿泊費・食費等のご自身の費用、海外クライミングでの保険
 (※ガイド経費は必要ありません)
集 合:ミラノ空港、ベネチア空港のいずれか 日時、時間は相談して決定します
コース:以下のルート案内を参照してください。他のドロミテルートも可能です。日本人が行かない(と思う)コース、エリアも可能です。




ドロミテ・ビアフェラータ 9日間〜10日間


 <10日間モデルケース> 
 ※スケジュールの変更、追加も可能です。
 基本的には現地のコンディション、参加者の意向等を考慮して、コースを決めます。

 1日目:日本出国〜夕方到着〜カナツェイ
 2日目:マルチピッチクライミング (ファーストセラ)
 3日目:マルチピッチクライミング (ファイブフィンガーズ)
 4日目:ビアフェラータ (コラック) ※マルチピッチクライミングも可能
 5日目:レスト ※トレッキング、観光、ビアフェラータ、クライミングも可能
 6日目:マルチピッチクライミング (チアンパック)
 7日目:マルチピッチクライミング (サードセラタワー)
 8日目:ビアフェラータ 
 9日目:空港へ移動〜出国
10日目:日本到着

ガイド料金:10日間45万円(お一人)・9日間40万円(お一人) 10日間70万円(定員3人・一人当たり23万円) 9日間65万円(定員3人・一人当たり21万円)
       以降、1日追加ごとに5万円
別途必要な費用:集合までの航空券費用、現地での宿泊費・食費等のご自身の費用、海外クライミングでの保険
 (※ガイド経費は必要ありません)
集 合:ミラノ空港、ベネチア空港のいずれか 日時、時間は相談して決定します
コース:以下のルート案内を参照してください。他のドロミテルートも可能です。日本人が行かない(と思う)コース、エリアも可能です。




 ドライチンネ/トレ・チメ・tre cime /チマ・グランデ cima grande  


 ドロミテだけではなく、世界の山の中でも有名な景色の一つ。
 トレ・チメ(ドライチンネ)は見るだけでなく、その頂上に立つことができます。
 マッターホルン、モンブランも良いですが、より素敵な登山になるでしょう。
 ドロミテで最も有名な岩峰がドライチンネの岩峰群でしょう。
 ドイツ語やイタリア語など、色々な名前で呼ばれるので名前は沢山ありますが、チマ・グランデという名前が分かりやすいでしょう。
 真ん中の岩峰がチマグランデで高差は500メートル。見えている壁が有名な北壁になります。
 この北壁には世界屈指のクラシックルートである「コミチルート・5.11b」をはじめ、5.13台が連続するルートまであります。

 ルート サウスフェイス・ノーマルルート/ディボナ(北東稜)
 しかし頂上を目指すなら、反対側の南面にあるノーマルルートか、北壁と東壁との間にあるディボナルートがお勧めです。
 ノーマルルートとはいっても、歩いて登れるほど簡単ではなく、V級が連続するしっかりとしたクライミングルートになります。しかも、下山が同ルートを下降するため、登りと同様かそれ以上に苦労することになり、もちろん懸垂下降を数回交えることになります。
 ディボナルートは5.8・13ピッチのルートになり、少し岩が脆いのが難点ですが、マルチピッチクライミングを楽しむならこのルートもおススメです。

 行動時間
 ノーマルルート 登攀時間3時間、下山3時間
 ディボナ 登攀時間 6時間 下山3時間





 チマ・ピッコラ cima piccola


 まさに岩峰クライミング。
 イエローエッジのクライミングは、下山して岩峰を見上げたときにその特殊な事が分かるでしょう。
 ドライチンネ(トレ・チメ)の岩峰群で一般的によく登られているのがチマピッコラの南面かもしれません。
 写真中央の尖っている岩峰がチマピッコラで、その左にあるのがチマグランデの南面になります。
 チマピッコラの南面は陽のあたる壁特有の黄色に輝いていていますが、そのイエローウォール(5.12・10ピッチ)をダイレクトに登るラインや、写真のちょうど右のスカイラインを登るイエローエッジ(5.10・13ピッチ)というルートが人気です。
 しかし、どちらのルートもあまりにも人気なので週末を外して、早朝から登り始めることが必要になります。

 ルート イエローエッジ 5.10b 13ピッチ・350メートル
 人気ルートだけあって岩が少し磨かれていますが、クラシックルートらしく弱点をついて、しかしそれが巧みなため、登っていて楽しめるルートです。
 核心部は傾斜の強いフェイスから被ったワイドクラックなため(中にホールドはありますが・・・)、このルートを目指すならワイドクラックに慣れておいた方が良いかもしれません。
 下山は頂上から少し移動してから懸垂下降となり、そういう点では登る事に集中しやすいルートです。

 行動時間
 イエローエッジ 登攀時間7時間、下山2時間 アプローチ40分 





 ファイブフィンガーズ the Punta della Cinque Dita (five fingers) 


 素晴らしい高度感!
 適度な難易度が継続するクライミング!
 素直にクライミングの楽しさが感じられるルートです。


 ドロミテトレッキングに行ったことのある方なら、必ず行くであろう「サッソルンゴ」は、右のピーク。
 ファイブフィンガーズは真ん中のピークで、親指はその印象的な右の岩峰です。
 ドロミテで一番におススメするのが、ファイブフィンガーズ。場所はサッソ・ルンゴのセラグループ。
 つまり、セラ山群のサッソルンゴということですね・・・・。

 信じられないような露出度、高度感、強い傾斜にもかかわらず、クライミングの難しさは5.7程度。大きな手がかりと、足場が生み出す奇跡です。

 クライミングは「難しくて怖い」ではなく、ほんとは「楽しい」ということを教えてくれるルートです。

 ファイブフィンガーズという理由は、山が5つの岩峰で成り立っているから。
 もちろんこれらを縦走することも可能で、おそらくドロミテ全体の中で最もワンダフルな山行になる事は間違いないでしょう。
 ただし、全行程は20ピッチ以上、懸垂下降がさらに15回以上、きわどいクライムダウンも含まれるため、技術と経験のある方向けのコースです。

 しかし、最もメジャーな岩峰「Thumb(親指)」を登るのであれば、5.9程度のクライミング経験があれば十分楽しめる10ピッチ以上のクライミングになります。
 多くのクライマーはこの「親指」を登って懸垂下降でケーブルに戻ります。
  日帰りにちょうど良い行程だからです
 
 「海外クライミングはレベルが高くて、しかも料金も高くて行けない」という方に、ぜひとも登ってもらいたいルートです。
 ・・・・たしかにガイド料金は高いですが、登ってヨカッタ!と心から感じることのできるルートです。

 ルート  Thumb(親指)・ノースリッジ(北稜)
 特徴的なゴンドラを降りて、取り付きまで3分!
 大きなホールド、大きな足場を駆使して、高度感のある岩峰を登ります。ルートは概ねリッジ沿いを進むので、迷うことはありませんが、支点はほとんどありません。
 下降は懸垂下降4回ほどとクライムダウン。

 行動時間
 登攀時間4時間、下山2時間

 山行報告
 2014 ファイブフィンガーズ





 


 ファースト・セラタワー 


 ファーストセラタワーまではアプローチ20分。
 お花畑の中の気持ちの良いルートです。
 西部ドロミテでポピュラーなエリアであるセラタワー群の中にあり、最も登られているのがこのファースト・セラタワーです。
 その理由は比較的取り付きやすいグレードが揃っていることと、適度な大きさにあります。
 高さは150メートルから200メートルぐらいの岩峰で、ルートスケールも5ピッチから7ピッチ程度であり、最初のドロミテクライミングとして最適です。

 困難を求める人は5.11以上のマルチピッチルートがありますが、5.7程度のルートが最も人気があります。
 
 ルート  pilastrini  5.6〜5.7 5ピッチ・150メートル
 駐車場からアプローチ20分でルートの取りつき。
 簡単なクライミングに始まり、途中で傾斜の強い凹角を登る事になります。ハイライトは稜線に出てからの「ジャンプ」
 ジャンプするのはわずか1メートル程度ですが、足元が150メートル切れ落ちている処でのジャンプはなかなかスリリングです。多くのクライマーが声を出して飛んでます。

 その他、多くのルートがあるので好みに合わせて登る事ができます。

 行動時間
 登攀時間3時間、下山1時間

 セラタワー群
 左からサード、セカンド、ファーストセラタワー

 pilastriniの核心部は凹角なので、その傾斜の割には登りやすいです。
 しかし、これを抜けた後、恐怖のジャンプが・・・・。





 サードセラタワー


 サードセラタワーを下から見上げると、傾斜緩そうです・・・。
 ドロミテを代表する景色のセラタワーの岩峰群の中にあって、最も目立つ岩峰がこのサードセラタワー。クライミングが出来る人にとっては「登れたらいいな〜♪」と思う形状をしています。
 このサードセラタワー。登るのは見た目よりも難しくはないですが、核心は下山です。まさに山岳ガイドの腕の見せ所満載な下山となります。
 そんな訳で、クライミングと頂上での満足感は当然として、下山後もしっかりと燃え尽きることのできるドロミテ・メインディッシュになるでしょう。

 ルート Vinatzer 5.9〜5.10b 300メートル・11ピッチ
 サードセラタワーは高差300メートル、幾つかのルートがありますが、岩峰のど真ん中を登るVinatzerというルートがお勧め。
 中間に横断バンドが走っていますが、ほぼダイレクトに岩峰の頂上までまっすぐに登ります。
 核心部は横断バンドを挟んで下部と上部にあります。そのピッチ、どちらもグレードはガイドブックではX+になっていますが、5.10bが妥当です。
 

 行動時間
 登攀時間6時間、下山2時間、アプローチ40分

 

 核心部のクラック、といってもクラックより上部のハングが核心です

 これ、登りではなく、下降でのクライムダウンです。
 懸垂下降もラインとしては可能ですが、クライムダウンが中心となります。
 これもドロミテの洗礼ですね。





 Sas Ciampac チアンパック 


 これも、ドロミテらしく大きな壁で、高差500メートルぐらい
 ドロミテといえば、尖った岩峰群をイメージしますが、牧歌的なお花畑の広がる草原と大岩壁の方がドロミテらしいと僕は思います。
 チアンパックは、そんなドロミテらしい牧歌的景色の中に荒々しい大岩壁が連なる景色であるガルデナ谷(Val de Gardena)にあります。
 チアンパックの南壁の高差は500メートル。ルートは5.6程度のやさしいルートから5.12+が連続するルートまでいくつかあります。
 しかしチアンパックの最もお勧めしたい理由は、もちろん500メートルのクライミングにもありますが、その牧歌的景色のアプローチと、ドロミテらしい広大な頂上からの景色と荒々しい下山ルートだといえます。
 ドロミテに行ったら、外してはいけないエリア、山、ルートです。

 ルート オールドサウスフェイス(Adang) 5.8 11ピッチ・500メートル
 何本かあるルートのうち、元も人気のあるのはドロミテクラシックの一つ、オールドサウスフェイスでしょう。壁の弱点を、しかし縫うようにでなく、直線的に頂上台地まで登り続けることができます。
 下山も頂上からトレッキングルートにすぐに合流でき、しかも下山自体も楽しめるので、他のドロミテのルートよりも気楽に取りつけるルートです。

 行動時間
 登攀5時間 下山2時間 アプローチ30分

 ドロミテらしい、草原のお花畑の中、岩峰群を見ながらのアプローチ

 下山も小岩峰群を縫うように下山。まさにドロミテを満喫できるルートです。





 カテナチオ/ローゼンガルテンスピッツェ CIMA CATINACCIO(伊) / ROSENGARTENSPITZE(独)  2981 m East Face, “Steger”


 カテナチオは小屋の上に見えるピーク。
 この小屋までバスで来ることができ、カテナチオ山群と呼ばれる岩峰群に囲まれています。
 この岩峰群のエリアは、カテナチオ山群と呼ばれています。


 近づくとよく解る、そのビッグウォール具合。
 世の中にはもっと大きな壁はありますが、ここまで簡単にアプローチできるのは貴重です。
 「ビッグウォール・クライミング」という響きは、クライミングをしている人にとって、あこがれだけで終わらせるのか、それともいつか実現させる対象なのかによってそのとらえ方は違ってくると思います。
 ビッグウォールの定義とか難しいことは抜きにして、カテナチオ(ローゼンガルテンスピッツェ)は、ほぼ垂直・600メートルのビッグウォールクライミングを現実可能なものにしてくれるかもしれません。

 ドロミテは登ってみるとわかるのですが、ドロマイト、つまり石灰岩の塊です。花崗岩と違い、豊富な手がかり足がかりを提供してくれるため、傾斜の割には登りやすい場合があります。

 カテナチオのルートは幾つかありますが、その最もメジャーなルートは「steger」。壁のほぼど真ん中を弱点を突いて登ります。
 しかも「弱点」を辿ったルートにありがちな、あみだくじ的なラインどりではなく、ベースから頂上まできれいにまっすぐの一本のラインで登ることができます。
 
 この傾斜、長さをまっすぐ一本で登れるのは、先に述べたドロマイトのためだけではなく、ほぼ全行程、凹角、チムニーを辿ることが理由ですが、全く暗い印象はありません。
むしろ、その東壁という壁の向きから、登攀中ずっと日を浴びることになります。

 ドロミテ・ビッグウォール。
 憧れで終わらすことはありません。

 ルート  東壁 steger 5.10・17ピッチ(650メートル)
 公式グレード5.10程度だが、5.11a程度は登れた方が良い。
 ほぼ全行程、凹角クライミング。最後に高度感のあるフェイスクライミングが待っています。支点はビレイ点も含めてほとんどありませんが、難しい個所はハーケンがあります。
 下降はクライミングダウンを含めた岩稜と懸垂下降3回で、トレッキング道に合流しますが、他のドロミテ同様、かなり悪いです。

 行動時間
 ホテルのような山小屋からアプローチ20分〜1時間
 登攀8〜10時間 下山3時間

 山行報告
 2014 カテナチオ



  

Via Ferrata ヴィアフェラータ 

 ドロミテでの楽しみはハードなクライミングばかりではありません。
 岩山を比較的手軽に楽しめるのが、ヴィアフェラータ。
 ヴィアフェラータとは、岩にワイヤーや鉄梯子を設置して、それを登る手段としてだけでなく、安全のためのアンカーとしても使うことで、誰もが岩山を楽しめるようになっています。

 ドロミテのヴィアフェラータは、他の山域ではアトラクション的に作られているヴィアフェラータが多いのに対し、大きな山の頂上に立つための手段としてそれが作られているモノが多いことが特徴です。
 岩の形状や傾斜等からクライミングの対象にはなりにくい、しかし魅力的なピークも、ヴィアフェラータのコースが設定されていることで、その頂上に立つことが出来るのです。

 上の写真、「コラック」という大きなピークですが、実質ビアフェラータでしか登る事ができません。
 右の写真のように、山の頂上まで設置されたワイヤー、梯子に専用の道具を使って安全確保をします。
 個人で登る場合はこれだけで登るのですが、ガイド山行などではさらに安全を来すためにロープで確保する場合もあります。

 ヴィアフェラータは、日本の鎖場が設置された登山道と同じだと思われがちですが、よりクライミングに近い動きで、しかも歩きでは絶対いけないようなピークを目指し、ルートを辿る、ドロミテでもおススメのアクティビティです。


 ショックアブソーバー付のヴィアフェラータ専用装備



 Via Ferrata Colac ヴィアフェラータ コラック


 ドロミテの中心地のひとつ、カナツェイ。
 セラ、ポルドイ、そしてドロミテ最高峰・マルモラーダなどへ向かうのに最適な街です。
 この町で最も目立つピークが「コラック」。街の背後に見える端正な三角錐の山で、ビアフェラータでのみこのピークに立つことが出来ます。

 コースはスラブに始まり、写真のようなハング帯を縫うように進んでいきます。
 登りはコース全域を通してワイヤーが張り巡らせてあり、これにショックアブソーバー付の二つのカラビナを掛けながら進んでいきます。
 
 ワイヤーは日本の鎖の様に緩ませてあることはなく、しっかりと張った状態を保たれているため、手がかりとしても使うようにできています。

 町から見えるピークなので、当然のことながら町を見下ろしながら登っていくことになります。そのため高度感は抜群で、下の町まで標高差は1500メートルほどあります。
 しかし、実際にはルートの取り付きまではロープウェイに乗って、そこから徒歩15分があるため、登りの標高差は800メートルほど。
 時間は登り4時間、下り3時間です。

 比較的独立したピークである、コラック。
 それゆえ、登っている間もまさにその展望台ぶりを発揮してくれます。

 指さしているのは、ポルドイ、ピッツボア、そしてクライミングルートも沢山あるチャバッツェ。
 頭の上に見えているのが「サッソルンゴ」の岩峰群。

 ドロミテは他のアルプスと違い、ほぼ全域が台地上に、幾つかの岩峰群やピークが離れて林立しています。
 このため、空が広くて開放感があるのが特徴です。

 コラックのピークに立てば、更に展望は広がります。
 向こうに見える岩峰は、マルモラーダ。
 谷の緑と岩のイエロー、空の青さと雲の白さが、ドロミテの魅力です。

 ドロミテビアフェラータ、特にこのコラックは更に下山まで楽しめます。
 岩峰群を縫うように、まだまだワイヤーが続きます。

 ワイヤーと岩に飽きた頃、ルートはお花畑の草原に変わっていきます。
 この時期(7月上旬)は、キンポウゲやアネモネ(ツクモグサ)が群生していました。




 Via delle Trincee/La Mesola  

 ドロミテのビアフェラータは筋金入り。
 そもそも、この岩峰群にワイヤーを張り巡らせた理由は、第一次世界大戦にあります。
 イタリア、オーストリア両国の激戦地となったこの地は多くの岩山が要塞化されましたが、兵士の移動、居住区を確保するために、ワイヤーや梯子が設置されました。そんな戦争の「負の遺産」を有効に活用したのがこのビアフェラータ。
 登山のためだけでなく、戦争を今に伝える遺産としても使われています。
 
 ここで紹介するコースはピークに立つために最近作られたビアフェラータではなく、そんな戦争の遺産が有効に活用されています。
 ビアフェラータの楽しみ、ドロミテらしい景色、それに第一次大戦中のトーチカ跡などを見ることが出来るコースです。

 要塞化された岩峰のトンネルの中を進みます。

 アプローチはドロミテらしい空の広い牧草地を進みます。
 対岸はマルモラーダ。
 ここにもいくつかのビアフェラータコースがあり、簡単な雪山登山と併せて楽しむことが出来ます。

 牧草地には羊が放牧されていました。
 今回は羊飼いの、歳とったペーターとそのワンコたちがしっかりと働いていました。
 

 今回のコースはマルモラーダの対岸の尾根をほぼ水平移動しますが、細かいアップダウンと眼下の大きな谷によって、高度感は抜群です。

 やっぱりドロミテらしい空の広さを楽しめます。

 眼下に広がる大きな谷は、第一次世界大戦中には重要な幹線だったのでしょうか。
 ルートは前半のアトラクション的なクライミング・ビアフェラータから、後半の戦争遺産を訪ねるコースへと変わっていきます。

 要塞化された岩山をビアフェラータで進みます。

 あの岩山も要塞の一部で、内部に張り巡らされたトンネルがルートとなります。

 ヘッドランプ必携です。
 最後までこのコースをたどる人は少ないようですが、全行程6時間程度なのでぜひ完全縦走しましょう。


 ドロミテ唯一氷河が残る山、マルモラーダ。
 ここにもヴィアフェラータのコースはあります。
 どちらのコースも良いルートで、雪山の要素も含まれるため登山としてのビアフェラータを楽しむことが出来ます。




 ドロミテ・ビッグウォール 10日間


 ガイド料金:45万円(お一人) 70万円(お二人) 以降、1日追加ごとに5万円
別途必要な費用:集合までの航空券費用、現地での宿泊費・食費等のご自身の費用、海外クライミングでの保険
 (※ガイド経費は必要ありません)
集 合:ミラノ空港、ベネチア空港のいずれか 日時、時間は相談して決定します


 <モデルケース> ※スケジュールの変更、追加も可能です。

 1日目:日本出国〜夕方到着〜アルコへ移動
 2日目:アルコ・マルチピッチ〜カナツェイへ移動
 3日目:マルチピッチクライミング (ファイブフィンガーズ)
 4日目:カテナチオ山群・山小屋へ移動
 5日目:カテナチオ(ローゼンガルテンスピッツェ・15ピッチ・5.10c)〜山小屋
 6日目:山小屋〜マルチピッチクライミング、下山
 7日目:休養(マルチピッチクライミングも可能)
 8日目:マルチピッチクライミング(セラ峠周辺)
 9日目:空港へ移動
10日目:日本到着
  
   
 





 シャモニクライミング 登山編

 ヨーロッパアルプスの中でも登山、クライミングの町として有名なシャモニ。
 日本からアルプスを目指す場合、ジュネーブ空港からシャモニまで1時間程度で到着できることも、大きな魅力の一つです。
 (※時差の関係で、日本出国の当日中に、楽にシャモニの町に入ることができます)

 シャモニ周辺は、急峻な雪山、岩峰だけでなく、比較的傾斜の緩い雪山やトレッキングルートも整備され、どんな方でも楽しむことができる街です。
 じっさい、クライミング経験、雪山経験がまったく無い方がこの町に来て初めて経験したとしても、必ず楽しむことができます。
 モンブランだって、全く雪山経験が無くても登ることができるはずです。
 ※そんなご希望があればご連絡ください。

<モデルケース>
 ※コース、日程は自由に決めていただくことができます。

 1日目:日本出国〜ジュネーブ到着後・シャモニへ移動
 2日目:時差対策で、トレッキングかマルチピッチクライミング
 3日目:コスミック稜〜トリノ小屋
 4日目:ツールロンド
 5日目:ピラミッドタキュルクライミング(10ピッチ・5.9)
 6日目:休養・予備日(マルチピッチクライミング・トレッキング・観光も可能)
 7日目:アルベール1世小屋へ移動
 8日目:シャルドネ・ノースバットレス登攀後、シャモニへ下山
 9日目:休養・予備日(マルチピッチクライミング・トレッキング・観光も可能)
10日目:空港へ移動
11日目:日本到着:

ガイド料金:45万円(お一人) 55万円(お二人) 以降、1日追加ごとに5万円
別途必要な費用:集合までの航空券費用、現地での宿泊費・食費・ケーブルカー等のご自身の費用、海外クライミングでの保険
 (※ガイド経費は必要ありません)
集 合:ジュネーブ空港 日時、時間は相談して決定します
参加資格:各ルートによる

その他の費用:11日間・合計20万円〜30万円程度 ガイド料金を含んで65万円〜75万円程度
 航空券:12〜20万円(中東系の航空会社がおススメで、日程次第では10万円以下です)
 現地宿泊費:3千円(日本人・韓国人夫妻が経営するドミトリー)〜1万円(シャモニの通常のホテル)
  ※部屋にシャワー・トイレなしでよければ5千円程度で可能です。
 食費:1日当たり3千円〜5千円
 山小屋宿泊費:7千円程度(2食込)
 ケーブルカー等現地交通費(1万円程度)

 ※少人数でのドミトリー(個人使用も可能)など、上手く使うと20万円以内に抑えることができます。
 




 おススメの山

 シャモニ周辺でのおススメの山をピックアップしました。
 他にもたくさんあるのですが、今後更に紹介したいと思います。
 以下にあるルートは、今回のコースで組み合わせることのできるメインディッシュ的なコースです。

 マッターホルン、モンブランのような「ファミレス登山ツアー」でなく、ヨーロッパの楽しさを知ってください。



 シャルドネ針峰(Aiguille du Chardonnet ) 3824メートル  ルート:ノースバットレス

 シャモニ周辺にはいくつかの名峰がありますが、ツール氷河の奥に位置する格好の良い山、シャルドネ針峰は日本では知られていませんが、おススメ度ではbPです。

 いくつかあるルートのうち、最も登りやすいのはノースバットレス。
 ルートの説明は、偉大なクライマー、伝説の山岳ガイド、そして詩人として知られる「ガストンレビュファ」が実に的確な表現をしています。
 「驚くべきことに、多くの登山家がこのルートを、アルプスで最も楽しいミックスクライミングのルートだといっている。」

 頂上までまっすぐと、岩稜、雪稜、氷雪壁がちょうど楽しめる傾斜で交互に現れ、まさに青い空に向かって登っている間はルートの困難や苦労よりも楽しさのみを感じることとなるでしょう。
 
 ルート内容
 頂上から7時の方向へ降りている岩稜は、短い岩登りを交えながら、概ね雪稜、氷雪壁(60度程度)で構成されています。

 行動時間
 山小屋からの往復10〜12時間

 難しさ・日本のルートにたとえたら?
 AD+(マッターホルンよりも少し難しい)、700メートル、W+
 八ヶ岳の赤岳主稜、中山尾根程度を1日で2ルート+易しいアイスクライミング




 グレポン東壁 3824メートル

 シャモニ周辺にはグランドジョラス北壁やドリューなど、魅力的な「壁」がありますが、グレード的にも、そして東壁という日当たりの良いコンディションなどからまずは登っておきたいビッグウォールです。

 メールドグラスフェイスと呼ばれる東壁は、標高差800メートル、ピッチグレードは最後に5.10というグレードが出てきますが、概ね5.7程度でなので比較的登りやすいでしょう。
 また、アイゼン、ピッケルが必要なのはアプローチと下山時の氷河のみなので、そういう点でも登りやすいといえます。

 穏やかなコンディションでの登攀はテクニカルシューズでも登れますが、大きめサイズのクライミングシューズを使うこともでき、そういう点でも大きさ、知名度の割に登りやすいと言えます。  
 
 ルート内容
 氷河をアプローチに使い、岩に取り付いた後は花崗岩のフェイス、易しいクラックを辿りますが、概ね5.6〜5.8程度に終始します。このルートの最大の課題は下山で、登った分だけルートの反対側を下降しなくてはならないことです・・・・。
 
 行動時間
 山小屋から頂上まで8〜10時間、下山4〜6時間でシャモニ・ミディの中間駅

 難しさ・日本のルートにたとえたら?
 D+(マッターホルン、アイガーより難しい)
 小川山烏帽子岩左稜線を1日3本登った後、八ヶ岳の阿弥陀岳北稜を下降する感じ
 



 ツールロンド(Tour Ronde) 3792メートル  ルート:南東稜  ルート:北壁


 ツールロンド(Tour Ronde) 3792メートル

 バレーブランシュ氷河、ジュアン氷河の奥に位置する独立峰だが、実際にはこのつながりがモン・モディへといたるフロンティアリッジ(クフナーリッジ)に繋がってフランスイタリアの国境をなしています。フランス側に比べてスケールの大きいモンブランのイタリアンサイドと、モンブランタキュルの針峰群を見ながらの登攀となる、景色のとても良い山でもあります。
 
 岩壁、岩稜、雪稜、氷雪壁など変化にとんだルートが数多くありますが、よく登られているのは左のスカイラインの南東稜 また、正面の北壁は夏でも登れるアルパインアイスクライミングルートを提供してくれます。

 ルート内容
 フロンティアリッジ(南東稜)
 頂上から左へ延びるスカイラインは、岩稜、雪稜が続く好ルート。下山は往復。

 北壁
 正面の氷雪壁。概ね60度程度の氷雪壁だが、中間部で少し傾斜が強くなりミックスクライミングを強いられる。下山は南東稜が安全。

 行動時間
 トリノ小屋からの往復、南東稜、北壁共に6〜8時間
 ※気温が上がるとコンディションが極端に悪くなるので日帰りはお勧めできません

 難しさ・日本のルートにたとえたら?
 南東稜:PD(マッターホルンより易しい)
      八ツ峰上半〜本峰(長次郎谷のアプローチなし)
 北壁:AD(マッターホルンぐらいだが、アイスクライミング)
     錫杖岳3ルンゼ、下山で八ツ峰上半 
 



 ピラミッド タキュル (Pyramide du Tacul ) 3486メートル ルート:東稜

 氷河の上でのクライミングこそ、シャモニクライミング。
 ピラミッド・タキュルはモンブラン三山の一つ、モンブランタキュルの東壁岩峰群の一つです。
 ルートは花崗岩らしいフリクションのよく効く岩を登ります。
 時々、しかも快適なジャミングをする程度のクラックが出てきますが、花崗岩らしいフリクションのよく効いたフェイスクライミングに終始します。
  
 ルート内容 東稜
 最高グレード5.9程度のクライミング10〜15ピッチ

 行動時間
 トリノ小屋から往復7〜9時間 ミディケーブルからは+1〜2時間
 ※高度順応目的で、ミディケーブルからアプローチ、トリノ小屋泊、翌日何処かを登るのがおススメです。

 難しさ・日本のルートにたとえたら?
 5.9・10〜15ピッチ
 錫杖岳左方カンテ〜注文の多い料理店を継続して登った距離、難しさ




 モアーヌ (Aiguille du Moine)  3412メートル ルート:南稜インテグラル

 標高が低く、しかも周りに有名な山があるため、地味な印象をもたれてしまう不遇な山は、日本だけでなくシャモニにも存在します。
 それがこのモアーヌ。
 グランドジョラス北壁を正面に見ることができることで有名なクーベルクル小屋。
 この小屋の裏にあるのがこのモアーヌ。

 国際ガイド研修で登りましたが、内容、そのロケーションは周りの山だけでなく、マッターホルンと比べても劣らないどころか、ぜったい勝っているのは間違いありません。
 ルート全体を通して岩が安定し、思い切ったクライミングを楽しむことができます。
  
 モアーヌ南稜といえば、通常は上部3分の1を登るルートを指しますが、おススメはそのインテグラル(下部から全部登ること)。

 ルートは左のスカイラインを写真のさらに左側から登りますが、標高差700メートル、5.6〜5.9程度のクライミングが続きます。
 脆い岩や積み重なった岩の集合体ではなく、しっかりとした一枚岩でのクライミングとなるため、クライミングに集中することでき、登攀時間7時間もあっと言う間に過ぎ去ってしまうでしょう。

 グランドジョラス北壁、ドロワット、ベルト、ドリューなど、周りが大きな山、氷河で囲まれているので、最高の展望台です。
 山が本当に好きならマッターホルンでなく、この山を選んでみてください。

 ルート内容 南稜・インテグラル
 5.6〜5.9の花崗岩クライミング。テクニカルシューズ、もしくは緩めのクライミングシューズでも快適に登れます。
 下降はノーマルルートだが、これも意外に傾斜があり、マッターホルンと変わらない(短いけど)。

 行動時間
 クーベルクル小屋から往復、8〜10時間
 ※下山後もクーベルクル小屋に泊まって、この東壁を登るのも楽しい

 難しさ・日本のルートにたとえたら?
 D(マッターホルンより難しい) 5.6〜5.9だが、比較的パワークライミングが続くため疲れる。
 太刀岡山左岩稜を3回登る感じ
 




 ペイニュ (Aiguille du Peigne)  3192メートル ルート:パピヨン稜 〜 ノーマルルート

 シャモニでのクライミングの魅力の一つに、街から山が近いということがありますが、これをもう少し具体的にすれば、「下山後に自分の登った山やルートをビールを飲みながら眺められる」ともいえるでしょう。

 ペイニュはシャモニ針峰群の主稜線からは遥か下に位置していますが、シャモニの町からはよく目立つピークの一つです。
 鋭くとがった頂は、「避雷針」とも言われていますが、実際の「ペイニュ」というのは櫛を意味し、登ってみるとピークは水平で、ギザギザしています。
 
 いずれにせよ、シャモニでは誰もが知っていて、しかもロープウェイ駅から最も近いピークにもかかわらず、その頂上まで登った人にしかわからない「秘密」を持った山がペイニュです。

 ルートは右の岩稜の中間部までがパピヨン稜、上部は裏側のノーマルルートを辿ります。

 ルート内容 パピヨン稜〜ノーマルルート
 5.6〜5.9の花崗岩クライミング。テクニカルシューズ、もしくは緩めのクライミングシューズでも快適に登れます。

 行動時間
 ミディ・ロープウェイ中間駅から頂上まで4〜6時間、下山3時間
 下部をパピヨン稜から辿らなければより早く行動できる。

 難しさ・日本のルートにたとえたら?
 D(マッターホルンより難しい) 5.6〜5.9だが、モアーヌ南稜インテグラルより易しい。
 小川山・烏帽子左稜線2回分







 シャモニ・冬季クライミング 3月〜4月 スキーツアーと組み合わせると最高に楽しくなります。

 シャモニに最も人が集まるのは冬季。
 そのほとんどはスキーが目的ですが、もちろんクライミングもある意味ベストシーズンです。
 特に3月下旬から4月上旬以降は、晴天率が高くなり、コンディション次第ではビッグウォールでのアルパイアイスクライミングも比較的ストレスなく楽しむことができるようになります。
 日本からはなかなか訪れる人は少ないですが、もし4月中に10日程度の休みが取れるなら、ぜひ計画してみてください。



 クルト (Les Courtes ) 3856メートル ルート:北壁1000メートル

 シャモニでのウィンタークライミングといえば北壁!
 標高差1000メートルに及ぶミックスクライミングは、憧れの対象にこそなりますが、いざ登るとなると気が重くなるのは事実でしょう。

 そんな北壁でもこのクルト北壁。
 日本人には比較的登りやすい北壁の一つといえるでしょう。
 
 クルトの位置するアルジャンチエール氷河は、ドロワット、トリオレ、モンドラン、ベルト等の名峰が1000メートルの壁で取り巻いていますが、クルトの北壁もそんな1000bクラスの壁の一つです。

 基本的にはオールアイスのアルパインクライミングであるため、アイスクライミングが得意で、体力のある人なら取り付きやすいのではないでしょうか。
 また、下山となるタレーフル氷河側は歩いて降りられる雪の斜面なので、その点でも精神的負担が小さくなるでしょう。
  
 ルート内容 北壁 真ん中の岩稜のその右のミックス壁のほぼ真ん中 
 60度〜80度程度のアイスクライミング。核心部はミックスになる可能性もあり

 行動時間
 アルジャンチエール小屋からアプローチ1時間、ルート7〜9時間、下山クーベルクル小屋まで4時間

 難しさ・日本のルートにたとえたら?
 標高差約1000メートル、オールアイス、上部は氷雪壁
 錫杖岳1ルンゼの氷質をよくして、上部に60度600メートルの氷雪壁を足した感じ




 カリムノス島@ギリシャ・クライミング 現地7日間 それ以上も可能です。


 もしクライミングの楽しさを忘れていたら、クライミングをもっと楽しいものにしたかったら、ギリシャのカリムノス島へ行くことをお勧めします。

 参考:ブログ・カリムノス


 カリムノス島でのクライミング

 ヨセミテ、ドロミテなど、世界には多くのクライミングエリアがありますが、そんな中でも最もフレンドリーなのが「カリムノス@ギリシャ」かもしれません。
 クライマーがその精神、能力を発揮することで限界に挑むというよりも、楽しく、快適に登るために拓かれた岩場です。

 クライミングは高いレベルで登ることができなくても、「クライミングは楽しい」と教えてくれる場であり、そんな状況だからこそ、自分のレベルを押し上げることができる場でもあります。


 クライミングは本来は楽しいものであるはず

 しかしある程度登れるようになってくると、グレードを追うことや難しい事をクリアすることが興味の中心となりがちです。
 そうなると、困難を克服することに興味が無い方にとっては、クライミング自体がストレスになる事もあり、楽しさを忘れてしまいがちです。

 そんな方におススメするのが、新しい場所でのクライミング。 
 自分の知らない、行ったことのない場所へ、クライミング目的で行ってみましょう。
 クライミングをしていたからこそ、行こうと思う場所が世界にはたくさんあります。

 クライミングを手段に、旅してみませんか。




写真上 紀元前4世紀ごろの砦(古城)跡 
 写真右 「フスケス」と呼ばれるホヤの一種と、「レッドオイスター」 
 旅の要素

 そういう点でもカリムノス島のクライミングは、おススメです。
海を眺めながらのクライミングというだけでなく、日本人が想像するエーゲ海の小さな島での生活。
 紀元前の遺跡やギリシャ正教の教会など、滞在期間中は飽きることはないでしょう。

 食事 

 食事も大事な旅の要素。 
 ギリシャでの食事は基本的には、意外にも肉中心となります。
 肉中心であるからこそ、野菜も多く採る必要があり、サラダが充実しています。
 また、トルコが近いことから、ヨーグルトがとても美味しいのもおススメです。

 魚介類は日本ほど安く食べられる国は無いといっても過言ではないのですが、ギリシャ・カリムノスでも食べることができます。




 クライミング

 肝心のクライミングですが、傾斜の強いルートも、傾斜の緩いルートも基本的には20メートル〜40メートル以上の長いルートが多く、それだけで楽しむことができます。
グレードは国内で5.9がコンスタントに登れれば、充分楽しむことができます。

 グレーディング 

 グレードに関してですが、日本人にとっては易しく、フレンドリーに感じるでしょう。
 そもそもルート自体が長いので、それだけでグレードが高くなりますが、その分だけ動きが素直なルートが多く、短く・ひねくれた?日本のルートになれている人には登りやすいはずです。

 40メートル、ボルト15本、5.9というルートが何本も有り、どんなレベルの人にもお勧めします。

 岩質・内容

 石灰岩の岩場。
 傾斜の緩いルートでも、掛かりの良いホールドが豊富なため、スラブクライミングの要素がほとんどなく、グイグイ登る楽しさを味わえます。
 傾斜の強いルートは、石灰岩特有の「つらら」「コルネ」「ポケット」が豊富で、日本国内はもちろん、世界的にも稀な「超立体的クライミング」が楽しめます。

 詳しくは、ブログ・カリムノス



 傾斜の強いルートも、緩いルートも、長いルートが多いので、それだけで充実します。
 
 写真上:40メートル・5.8のルート
 写真左:20メートル・5.12a
 写真右:30メートル・5.12d

 いずれにルートも、混雑は皆無。
 順番待ちを気にすることなく楽しめます。

   




 
 トレンドス島

 いわゆる「カリムノス島」というのは、二つの島から成っていてカリムノス・メインアイランドとトレンドス島に分かれています。

 トレンドス島にも多くのショートルートエリアはありますが、この島でのクライミングのおススメは、エーゲ海を見下ろしながらの10ピッチ程度のマルチピッチクライミング。
 フェースクライミングでのマルチピッチなので、多くの人におススメできます。

 マルチピッチでのクライミングを目指す場合、国内で5.10程度が登れることを目安にしてください。

 ルートは写真の島の左のスカイラインから、島の頂上を目指します。


 クライミングだけではありません

 トレンドス島の楽しみはクライミングだけではありません。
 島にはレストランがいくつかあり、魚介類を食べるならこの島へ渡るのが良いでしょう。
 朝から夜まで定期便が往復しています。
 朝からクライミング、夕方は町のバーでビール。宿に帰ってシャワーを浴びたら、夜は船に乗ってディナー@トレンドス、ギリシャ、エーゲ海!




 宿

 島での滞在は、ほとんどの部屋が海に面している、バス(シャワー)、トイレ、ミニキッチン(食器付)が備わった、ホテル・アパートでの生活になります。

 1部屋、1日15ユーロ〜30ユーロ程度。
 多くは二人部屋で、2人で使用しても同料金、つまり一人あたりは半額となる。

 値段の差は、エアコン、テレビがあるかどうかなど、微々たるもので、クライミングシーズンなら間違いなくエアコン、テレビなしで問題なし。

 テラス

 全てのホテル、部屋にテラスが付いていて、そこで食事ができます。

 蚊

 蚊がいますが、蚊取りマットがあり、これで問題なしです。

 シャワー

 常時お湯が出ます。
 宿全体で一斉に使うと、少しぬるくなりますが問題なしです。






 写真上は比較的高級な店のグリークサラダ
 おしゃれな盛り付け、少しだけ種類が多いことが値段の違い、ということだけではありません。
 
 食事の前に出てくる、パンと付け合わせにも値段の差が表れています。
 高級店ではやはりそういう段階から味が違います。
 食事・グリークサラダ

 まずは外すことのできない、グリークサラダ。
 ピーマン、トマト、キュウリ、オリーブの実などに、塩の効いた「フェタチーズ(ヤギチーズ)」、クミンなどのハーブをかけ、それにオリーブオイルをかけただけのシンプルサラダ。

 チーズを崩すように全体をかき混ぜて食べますが、チーズの塩気とオリーブオイルだけのシンプルながら飽きのこない味です。
 
 山羊のチーズ、といえば臭いものですが、これはそんなことも全くありません。
 ただ、サンドウィッチにして少し温まった状態では、やはり山羊くさいです・・・・・。

 写真下は、標準的なグリークサラダ。
 もっと庶民的な店では、値段は下がるが量は増えるという逆スタグフレーション?
 いずれにせよ、庶民の味です。




 食事・スタッフドカラマリ、スタッフドベジタブル

 味はシンプルながら、意外と手が込んだ料理は日本にもよくありますが、ギリシャではこれがそうかもしれません。

 「スタッフド」、つまり「包みモノ」でしょうか。

 
 写真下はスタッフド・ベジタブル。
 奥がトマト、手前がピーマン(パプリカ)に野菜とお米が入っています。
 中のお米は薄めのトマト味(ケチャップではない!)が付いていて、とにかくシンプル。


 写真上はスタッフドカラマリ。
 イカの中に、香草、野菜、チーズなどが入っていて、シンプルながら飽きのこない食べ物です。

 ほとんどのプレートにポテト、若干のサラダが付いていて、ワンプレートで食事が完結します。
 ※デザートが欲しい人も、欲しくない人も、強制的にデザートが付いてきます。





 食事・ムサカ (ラザニアのようなグラタン)

 家庭的な料理といわれるモノでも、意外と手が込んでいて作り手の技量が問われる料理がありますが、このムサカもその一つです。
 ジャガイモやナス、ひき肉などを重ねて焼いたもので、とても美味しいです。

 カリムノス島のレストランの多くは家族経営が多く、旦那が接客、奥でお母さんが料理をしています。だから店で食べられる料理はいわゆる「おふくろの味」であり、それが最も顕著に出るのがこの「ムサカ」でしょう。


 上は高級店のムサカ。
 伝統的なラムの挽肉、ジャガイモスライスとなすなどの野菜が入っていて、チーズをかけて焼いてあります。付け合わせはジャガイモスライスとお米のピラフかな…。

 右は庶民のお店のムサカ。
 野菜が入っているのは同じですが、マカロニが入っています。マカロニが入っているのは違う名前だったかもしれませんが、ムサカのバリエーションです。
 
 このお店、とにかくサービス満点。モチロン美味しいのですが、質より量です。
 サラダだけ頼んでも、最後にデザートが付いてきて、お酒を頼んでいたら、最後にサービスでもう一度同じ量のお酒が出てきます。
 お腹一杯にするのが最高のもてなし、「田舎のごちそう」的なお店です。



 食事・魚介類 その1

 ギリシャは海洋国。
 しかし、日本ほど魚は庶民的ではありません。そもそも、日本が世界では稀なほど魚を食べる国で、肉が食べられる地域であるにもかかわらず、魚をこれだけ食べるのは他にはないでしょう。

 そういうわけで、カリムノス島でも魚料理は意外に種類は多くありません。
 そんな中で美味しかったのは、下の写真の赤ヒメジ?red mullet?
 よく解りませんが、7センチほどの赤い魚のフライで、最高に美味しく、白ワインにピッタリです。
 こんなに美味しい「さかな」は、日本でもめったに食べられないかも。

 上は何処のお店でも食べられる日本の黒鯛のグリル。
 「なんとかフィッシュグリル」という最も安い魚です。
 そんなに大きくないですが、まあクロダイなので美味しいです。


 食事・魚介類 その2

 魚介類はあまり庶民的でないため、比較的安価なレストランでは凝った魚料理は出てきません。
 そんな、凝らない魚料理のトップは、「ソードフィッシュ」あるいは、「ツナステーキ」
 大きなカジキ、あるいはマグロを輪切りにして、ただ焼いただけのシンプル手抜き料理です。
 
 味は特に可もなく不可もない程度で、だから外国人には人気があります。
 やはり骨があっては食べなれていない人には辛いかもね。


 同じように手を抜くなら、フライもアリ。
 タラのフライですが、レストランで食べるいわゆるフィッシュ&チップスでしょうか。
 しかし、これが絶品です。
 生のタラをその場で開いてフライにしているため、プリップリのサックサクです。

 付け合わせのポテトは、ガーリックポテトという名前で、別メニューにも出ていますが、これが美味しいです。
 レストランに入ると必ず出てくる無料の「パンの盛り合わせ」のパンに、このポテトを付けて食べながら、フライを食べます。



 食事・魚介類 その3

 「タコを食べるのは、世界でギリシャとイタリアだけだから、タコを食べろ」といって勧められたのが左の「タコグリル」
 日本もタコを食べるのは、というより日本人が魚料理が好きだということはギリシャの田舎では知らないのも無理はないかもしれない

 いずれにせよ、タコ料理。
 足はタコグリルになり、タコの頭はオクトパスボールになります(たぶん)。
 いわゆるたこ焼きみたいなものですが、タコ焼きではなくタコ揚げです。そして野菜があまり入っていないのが違いでしょうか。
 でも、とても美味しいのでこれもおススメです。

 きっと、日本のたこ焼食べさせたら驚くでしょう。
 ちなみに、味付きなので「名古屋のたこ焼(※吉川屋・しょうゆ味)」に近いかもしれません。脂分が美味しさを更に引き出しているのもよく似ています。


 上が本題のタコグリル。
 大胆です。
 
 味付けはほとんどされておらず、レモンをかけて食べます。

 これは食事というよりもほとんど「酒の肴」であり、他のお客も酔っぱらいのテーブルの中心にはタコ足が広がっていました。

 これにあうお酒は蒸留酒で、いわゆるグラッパ(ブドウの蒸留酒)。
 これをロックで飲みながら、タコを味わうというのが地元の人の食べ方のようです。
 日本でもタコを軽くあぶって食べる時は、癖のない焼酎のロックがおススメです。


 食事・魚介類 その4

 さあ、食事のコーナー、魚介類もこれで終わりです。
 最後は貝です。

 カリムノス島にいるのであれば、ぜひ食べて欲しいのが貝ですが、時期が合わないと食べられないのも事実です。
 また、時期があっても時化が続くと水揚げが無いので左のような新鮮なものは食べることができません。

 下の写真は比較的大きなムール貝をガーリック炒めてありますが、実は冷凍です。
 しかし冷凍だと侮ってはいけません。これだけのムール貝を食べられるのも、そもそも形を崩さずに炒められるのも冷凍だからです。
 これのトマト煮込みもありますが、ガーリック炒めの方がムール貝の味がよく出ています。

 ちなみに、日本でも冷凍のカキというものが売っていますが、大ぶりのものを選んでガーリック炒めにするととても美味しいです。
  

 上の写真はレッドオイスターとフスケス。
 どちらも生で食べます。
 
 レッドオイスターはカキではなく、ヒオウギガイとかアコヤガイみたいです。
 いずれにせよ旨みは濃厚ですが、量が少ないので、蒸留酒が合います。

 フスケスは「風船」という意味らしく、もしかしたら地元だけの呼び方かもしれません。ホヤのようなもので、二つに切って指爪ですくいだして食べます。
 
 味は苦みを伴ってはいますが、まさに「海」を食しているような香りと味で、ワイルドかつ繊細です。地物とのひと曰く、お腹に良い食べ物らしいです。
 これもやはりグラッパなど、単純な蒸留酒がおススメです。
 



 食事・肉料理、その他

 食事コーナーも最後です。
 ギリシャはその宗教故に、もともと肉を食べることは少なかったとか・・・・。
 しかし、魚に比べて肉料理の方が安いことを考えてみても、今は肉料理が中心と思われます。

 肉はラムも含めてほとんどの種類がありますが、しっかりと焼いてしまうためあまりおいしいとは感じなかったです。
 ただ、ラムは好きなので、ワインと一緒によく食べました。

 下の写真は野菜のトマト煮。
 安価で野菜の種類が多いので、これもよく食べました。  

 写真では撮っていないのですが、「サガナキ」という、小さな浅いフライパンで調理する「焼きモノ」があります。
 そんなサガナキで「サガナキ・フェタ」とか「サガナキ・チーズ」とかあったら、試してみることをおススメします。
 つまり、チーズをオリーブオイルで焼いたもので、最後にブランデーか何かでフランベして香り付けするのですが、その味だけでなくパフォーマンスも見ものです。

 ・・・・・写真が無くて申し訳ありませんが、続きは現地で楽しんでください。



 日程(目安・10日間)

 1日目:出国〜同日アテネ(当日中にコス島、もしくはカリムノス島に入ることも可能です)
 2日目:アテネ(飛行機)〜コス島(フェリー)〜カリムノス島 同日クライミング
 3日目〜7日目:クライミング
 8日目:カリムノス島〜アテネ
 9日目:アテネ出国
10日目:日本帰国



 ガイド料金

 40万円(参加者1人) 25万円(参加者2人) 20万円(参加者3人) それ以上の場合はご相談ください。
 ※お申込み時の人数ではなく、ツアー催行時の参加者によって料金が変わります。



 その他の費用(目安・2014年時のデータによる) 


 日本〜カリムノス島までの移動
 最安10万円程度(アテネまでの航空券、アテネからカリムノス島までの移動・2015年4月調べ)

 宿泊費
 1部屋/1日:2千円〜3千円1部屋・キッチン・バス(シャワー)・トイレ付・1〜2人で使用可能)
 
 食事
 夕食:普通の美味しいお店・2千円程度(サラダ・メイン・デザート・お酒) 高級なすごくおいしいお店・3千円程度
 朝食:全ての部屋が海に面したテラスがあるので、そこで食べるのがおススメ
 昼食:キッチン付きなので、食材を買って自炊、弁当作成が便利でおススメ 近くのバーでもサンドウィッチが買えます。

 レンタルバイク(自分で乗りたい方のみ)    
 1日1500円程度
 ※海沿いの道を走るのは、とても気持ちが良いので、原付乗れる方はおススメです。

 お土産
 海綿・最高級品が手に入ります。

 クライミング用品
 日本と値段は変わりありませんが、大体のものは揃います。
 

 





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山岳ガイド ミキヤツ登山教室は、夏山、冬山ともに国内では八ヶ岳、穂高・槍ヶ岳、剣岳、北岳、小川山、瑞牆山など、海外ではヨーロッパのシャモニ、ドロミテで山岳ガイド、登山教室、雪
山教室、クライミング教室を行っています