ステップアップクライミング初級、ステップアップクライミング2のコースは、季節ごとに適した岩場で行います。
春(4月〜5月) |
小川山 佐久地方の岩場 甲府幕岩 など |
夏(6月〜8月) |
小川山 佐久地方の岩場 瑞牆山 など |
秋(9月〜11月) |
小川山 佐久地方の岩場 など |
冬(12月〜3月) |
甲府兜岩 湯河原幕岩 伊豆城山 など |
定員4名限定で行う理由ですが、岩登りは確保者とクライマー二人一組で行動します。ですから、ロープ2本で4人であれば、休みなく練習することができ、効率が良いからです。このため、1日に登る本数は5〜8本程度になり、講習とともに充実した1日を過ごすことができます。
私たちが行うコースは以下の様にレベル分けをしています。
初心者岩登り講習 |
初めての岩登りの方、経験はあっても久しぶりで会ったり、なかなかうまくなれない方(未経験〜5.9) |
ステップアップクライミング初級 |
初心者講習経験者、5.9程度のクライミング、あるいはクライミングジムの経験者 (5.9〜5.10) |
ステップアップクライミング2 |
5.9以上がコンスタントに登れる方、あるいはクライミングジムで頻繁に登っている方 (5.10〜5.12) |
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佐久地方の岩場
非公開の岩場ですが、比較的スケールのある垂壁が中心の岩場です。
季節は厳冬期を除いた一年中登れます。
グレードは5.9〜5.12程度まであり、5.10台が充実しています。
フリクションが良く、小さくともしっかりとかかるホールドが多いため、技術を身に着けるには最適な岩場です。
写真は5.11b |
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甲府兜岩
甲信地方で冬も登れる貴重な岩場です。
12月と3月に講習を行います。
グレードは5.10台が充実した、フリクションの良い垂壁中心の岩場です。
スケールはおそれほど大きくはないのですが、逆にその小ささを利用して、(アドバイス、声が届くため)クライミングの動きを集中して練習するのに適しています。
また、素直なルートが多いのでリードの練習をするのにも適しています。
写真は5.10a
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甲府幕岩
垂壁中心の岩場です。
グレードも5.9〜5.12後半まで充実しています。
小さなカチホールド、スメアリングなどを多用するテクニカルなルートで、良い練習になります。
写真はブラッキー5.11b
スメアリング、体の振りなどをうまく使いながらスメアリング、ハイステップを多用するルートです。
左の写真、右足に立ちこむためには左手、右手はそれぞれ何処にホールドを求め、「引く」あるいは「押すよ」とよいでしょうか。
また、左足はどのように使えばよいでしょうか。
クライミングはホールドを見つけてそれに合わせた動きをすることも必要ですが、逆に今から行うべき動きを決めてからそれに必要なホールドと足場を見つけることも重要です。
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瑞牆山 カサメリ沢
夏に涼しい岩場です。
小川山よりも空いていることが多く、おススメです。
ただし、少し難しめのルートが多いのである程度登りこんでいる人でないと辛いかも・・・・。
トップロープで登っている間は、登る事だけに集中していても良いのですが、リードクライミングをするようになると、自分でプロテクションを取らねばならず、そのためには登っている間も「クライミング」「レスト」「プロテクションワーク」と、三つの動きをメリハリを付けて行動しなくてはなりません。
リードクライミングは上級者だけが行うと思われがちですが、トップロープで5.10代前半が登れたら、頑張って挑戦してみましょう。
しっかりレストしながら登る、プロテクションを取るために周りをしっかりとみる、そんな動きを続けていくことがクライミングを上達させる秘訣です。 |
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小川山。廻り目平の岩場
小川山は冬季以外、夏も涼しくて登れる岩場です。
垂壁以下から垂壁程度の岩場が多く、左の写真の様にスメアリングを身に着けるには絶好の場です。
スメアリングは左の写真の様に靴をたわませることは重要なのですが、もっと大事なのは指の付け根が岩に接地しないように足の指を踏ん張り、全体重を指先の一点に集中させる必要があります。。
結果的には写真の様に指の付け根が付いてしまうのですが、それは「結果的に・・・」という状況でなくてはいけません。
接地面積を増やすのではなく、指先一点に力を集中させて靴のたわみを反発にさせることで摩擦力を増やすのががスメアリングの「コツ」です。
これによってソール自体のフリクションだけに頼るのではなく、技術を使ってソールのフリクションを引き出し、強くするのがスメアリングです。
スメアリング(小さな段差への立ち方)
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