冬の西穂高岳登頂は、雪稜、雪壁、岩稜の登下降、トラバース、雪山の総合力を問われるルートです。積極的にザイルを使用しながら安全を確保します。
独標までは多くの登山者が訪れますが、その先はアルピニストだけの世界です。ポイントは独標から先の特にトラバースをする部分です。冬の時期は岩が出ているとアイゼンでは難しく感じるかもしれません。また、春の時期は雪は硬くクラスト(氷化)しており、アイゼンが気持ちよく効く反面、滑落すれば自身で止めるのも難しい危険な状況でもあります。慎重に足を進めれば何の問題も無いので、頑張って行きましょう!
1日目は希望があればアイゼン講習、滑落制動(停止)の訓練をします。
2日目は4時〜5時に出発します。小屋の朝食よりも早くに出発するので、朝食を持ってきて下さい
コンディション不良時や雪が少ない時などは、赤岳東稜、赤岳主稜など、八ヶ岳のバリエーションルートに変更になる事をご了承ください。
雪が無い場合やコンディションが悪いのに、強引に西穂に行っても面白くないです…。
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