八ヶ岳のアイスクライミングというと、南沢大滝や大同心大滝などのゲレンデ的なアイスを想像しがちです。
しかしそれら以外にも比較的長いアルパインアイスのルートがあります。
ゲレンデでは氷を登ることが目的となっていますが、このアルパインアイスというのはアイスクライミングの技術を駆使して、頂上、稜線を目指す登山です。このような登山ではルート自体は短くともアイスクライミングを続けて行動するという経験が必要です。
今回のルートはそんなルートです。
参加資格はアイスクラミング経験者で程度は問いません。
裏同心ルンゼで楽しんだ方には、充分に楽しむことができるはずです。
阿弥陀岳・広河原沢にはいくつかのルートがありますが、阿弥陀岳頂上へ至るアイスクライミングルートとしては今回の左俣が最も合理的。
積雪量に左右されますが、幾つかの氷瀑と滑滝を繋いで、最後はラッセルをして阿弥陀岳頂上を目指します。
雪が少ないとアイスクライミングの要素が多くなり、雪が多ければ登山的要素が多くなります。
しかしどちらの場合でも、中間の大滝、幾つかの氷瀑を繋げての行動となり、裏同心ルンゼ辺りよりも楽しめると思います。
出発時間が早いので前日集合となります。
※近くに住んでいる方や、ご自身でお越しになり早朝集合も可能ですが、夜行でお越しになるのはご遠慮ください。
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