赤岳の次のステップとして雪山の技術をより高めるため、急傾斜の登下降と稜線縦走を行なうコースです。
赤岳南峰リッジは赤岳の頂上へ向かうバリエーションルート。
スリーオクロックと前爪を駆使して雪の斜面(30度〜45度)を登り、簡単な岩を登って赤岳頂上を目指します。
赤岳登頂後は横岳を縦走し、大同心稜を下降します。
大同心稜は横岳の頂上へ登る際に使われるプチバリエーションルートですが、モチロン下降にも使えます。
ここでもアイゼンワークを駆使した下降が続くため、今後雪山を続けるうえで良い経験となるはずです。
このルートが問題なく行動できるようになれば、剱岳、穂高のバリエーションルートなどが現実的となるでしょう。
1日目は赤岳鉱泉周辺でアイゼンワークとピッケルワークの練習をします。
アイゼンワークは雪山歩行での最重要技術であるスリーオクロックを中心に練習(復習)し、ピッケルワークはアイスクライミングを行うことでアックス(ピッケル)の積極的な使い方を身に付けます。
2日目は前日にに練習した内容を駆使しながら、あるいは現場でしか伝えられない技術を練習しながら行動します。
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