八ヶ岳、小淵沢に住む山岳ガイド、加藤美樹・久野弘龍が、ヨーロッパ・シャモニやドロミテ、国内の雪山、冬山、バックカントリースキー、夏山、登山・クライミング教室、ガイドを行っていま
す。国際山岳ガイド連盟・日本山岳ガイド協会所属
ミディーケーブルを降りて30分で取り付きへ。
標高は3800bほどで、高差350bほど。傾斜はすごくきつくはないけど、ミックスのルートが見えるガリーの数だけあります。
正面の雪田を登るラインがクラシックルートのコンタミヌ・マゾット。右バットレスの右の顕著な氷の筋がシェリークーロアール。
今回はこのシェリークーロアールの右のガリー、セラックガリーに行きました。
真ん中に氷がシェリークーロアール。人気ルートでシーズンになれば行列ができます。
セラックガリーはその右のさらに右のライン。
見た目は簡単そうで、足慣らしには良いと思ったのですが・・・。
50度ほどの斜面を登り、左上の取り付きへ。
一ピッチ目は薄いながらもしっかりとしたベルグラ・ガリーから70度ほどの氷壁
2ピッチ目のおいしいところは加藤がリード。
しかし傾斜は見た目よりもきつく、しかも氷は薄く、アックスで引っ掛けても割れてしまいます。
うまく岩と氷を使いながらじりじりと高度を稼ぎます。
あのあたりまで行ってもまだ氷は安定しません。
打てば岩にあたり、コツコツと穴を開けて引っ掛けて、足は岩においてのぼります。
上まで行けば、顕著なクラックがあるので支点も取れて一安心。
傾斜は80度から最後は90度あります。
3ピッチ目は薄いけど快適なルンゼ。
4ピッチ目のトラバースをはさんで最後はシェリークーロアール
下降は二人同時に下降。
セルフビレイも一緒にとると楽です。
・・・と、手を抜きすぎました。
この時の間違い解りますか?
ロープスタックしますよ。
二人一緒に降りるとき、さっきのセルフビレイでそのまま二人が連結されて、一石二鳥でスピーディー。
ロープが細いので、傾斜が強い時はカラビナ二枚で制動力を上げると楽です。
山岳ガイド ミキヤツ登山教室は、夏山、冬山ともに国内では八ヶ岳、穂高・槍ヶ岳、剣岳、北岳、小川山、瑞牆山など、海外ではヨーロッパのシャモニ、ドロミテで山岳ガイド、登山教室、雪
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