石尊稜は積雪期のみに登ることの出来るバリエーションルート。
ルートの内容は岩登り、雪壁、雪のナイフリッジありと、変化に富んだものです。
技術的難度は特に高いものは要求されませんが、1ピッチ目の岩登りは降雪直後や氷の張っている時には少し嫌らしくなります。
標高差はおよそ400bほどで、特に長くはありませんが、雪の部分が多くラッセルが大変な場合があり、体力を要求されるルートでもあります。
雪山の正当派ルートです。ステップアップを考えるなら絶対に外すことのできないルートです。
最近、赤岳主稜の人気が高くなり、混雑することが多いのですが、ここ石尊稜もだいぶ混雑するようになってしまいました。
それでも赤岳主稜よりも面白い!ので、行く価値ありです。
雪山本来の楽しさがこのルートには詰まっています。
岩登りの部分も岩を登るというよりもアックスを上手く利用して、バランスをとりながらアイゼンに乗り込んでいくようなクライミングとなります。
1日目はアイスクライミングをします。
氷結状態によりますが、赤岳鉱泉人工アイス、大同心大滝、もしくは峰の松目沢を予定しています。
自分の技量にあわせて登ることができるので安心して参加してください。
2日目は荷物を置いて軽装でのアタックです。早朝の出発となるので、ヘッドランプをお持ちください。
天候が悪い場合、雪崩の危険があるのでルートを変更する場合があります。
雪山経験があることが参加条件ですが、私たちが求める雪山技術に足りていない場合は、お断りすることがあることもご了承ください。
※私たちの赤岳のコースに参加している方は問題ありません。
※ほかのガイド、ツアー等で登ってこられた方は、ご相談ください。
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