八ヶ岳、小淵沢に住む山岳ガイド、加藤美樹・久野弘龍が、ヨーロッパ・シャモニやドロミテ、国内の雪山、冬山、バックカントリースキー、夏山、登山・クライミング教室、ガイドを行っています。国際山岳ガイド連盟・日本山岳
ガイド協会所属

 御在所岳 マルチピッチアイスとミックスクライミング 山岳ガイド・ミキヤツ登山教室   

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コース・行程
1日目:名古屋駅集合〜2ルンゼ奥又〜3ルンゼ〜山頂〜ロープウェイで下山後 山麓で宿泊
2日目:裏道登山道〜1ルンゼ中又マルチピッチアイス登攀〜裏道登山道〜名古屋駅

 ※ルートはコンディションによってもっとも良い場所(2ルンゼ奥又、前尾根、1ルンゼ中又など)から選択します。
 ・・・どのルートになるかは、その日のお楽しみ?
内容 

 御在所岳は標高こそ1000メートル前後ですが、冬季には日本海からの寒気が雪を伴って直接入ってくるため、本格的な雪山となります。
 そして山全体が花崗岩質で大きな岩場を有し、ルンゼには氷が張りつきマルチピッチアイスが楽しめます。
 
 今回のコースはそんな御在所岳で2日間でマルチピッチアイス、ミックスクライミングを楽しもうというコースです。

 予定しているルートは以下の3本。そのうち2本を登ります。
 

 1ルンゼ中又

 高さ100メートル以上の岩壁に張り付くように発達した氷瀑を登ります。
 ピッチ数は4ピッチ。よくある氷瀑と違い岩に張り付くように張り付いているため、しっかりと氷結していれば快適な登攀が楽しむことが出来ます。
 しかし氷結が甘いと氷は薄くなり、強くアックスを振ると岩を叩いてしまいます。慎重に氷結状態を見極めて登りましょう。




1ルンゼ中又・全景




 1ルンゼ中又・登攀


 2ルンゼ奥又
 
 大滝のみ登られることが多いのですが、マイナスの滝から2ルンゼ奥又、そして3ルンゼへ継続することで合計7ピッチ以上の充実した山行が楽しめます。
 アプローチはロープウェイを利用し、雪の詰まった藤内沢を下降。
 そして下山もロープウェイを使えるのが魅力の一つ。



大滝は下から継続した場合、2ピッチに分けて登ります。




花崗岩に張り付いた氷を登るため、アルパインクライミング要素が強くなります。




大滝上部


 前尾根

 もともとが花崗岩の小岩峰をいくつも登るルートで無雪期は初心者向けのマルチピッチコースですが、そこに湿った雪がつくとホールドやスタンスを隠してしまい、とたんに難しくなります。
 アックスを岩に引っ掛けて登るドライツーリングを駆使して登る事になり、八ヶ岳の一般的なバリエーションルート(中山尾根や阿弥陀岳北西稜など)よりも難しくなります。
 
 ルートの内容もフェースクライミングだけでなく内面登攀も出てくるため、アイゼンと手袋をつけているとちょっと面食らうことでしょう。
 しかし、傾斜はそれほどきつくないので、丁寧にホールドとスタンスを確かめながら、足でじわじわと体をあげていけば登れるでしょう。
 
 下山は間に合えばロープウェイでの下山となります。
 
 
 宿泊は湯の山温泉周辺の宿を予定しています。


費用・集合
費用:お一人6万円 +宿泊費+ガイド経費(宿泊費・交通費の頭割り分)定員2名 
集合・時間 名古屋駅 8時 もしくは現地 (集合場所、時間は相談のうえ決定します)
装備 ○・・・必ず必要 △・・・あれば便利
◎冬山用登山靴 
 ※冬季用、もしくはオールシーズン用。革で防水性があってもスリーシーズン用は不可です。
 ※新しく購入される方は、冬季の3000b(2重靴でない方が良いです)で使用できるモノをオススメします。
 ※ワンタッチアイゼンを付けられる、前後にコバのある冬季用の靴がオススメです。
○上下の冬用ヤッケ(ゴアの雨具も可)
◎冬用の化繊もしくはウールの下着上下(タイツ)
○ウールのシャツもしくは薄手のフリース(中間着として)
○ウールのズボンもしくは薄手のフリースのズボン
○フリースかセーター(防寒用)
○ウールか化繊の靴下×2
○オーバーグローブ
○予備のグローブ(メインのグローブと同等程度が望ましいです)
○フリースか毛の手袋
○ロングスパッツ(オーバーパンツにインナースパッツが付いていても必ず必要)
○目出帽 (帽子とネックウォーマーとの組み合わせは不可)
○サングラス(眩しい時に使用しますが、ゴーグルでは不可です)
○ゴーグル(スキー用でも構いません。)
○ヘッドランプ(手で持つタイプは不可です)

○アイゼン(12本爪) (レンタルあり) ・・・アイスクライミング用でなくとも構いません 
 ※必ずアンチスノープレートを着けてきてください。
○ピッケル (レンタルあり)
○ハーネス (レンタルあり)
○ヘルメット     (レンタルあり)
○アイスバイル2本 (レンタルあり)
△安全環付カラビナ2個
△ATC等の確保器
△120pスリング2本

○行動食(行動中にも気軽に口に運べるもの)
○水筒(テルモス)
△薬品類

△ストック
△薄手の手袋
△耳当て(バンド状のもの目出帽だと暑いとき)
△お酒?
○健康保険証のコピー




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山岳ガイド ミキヤツ登山教室は、夏山、冬山ともに国内では八ヶ岳、穂高・槍ヶ岳、剣岳、北岳、小川山、瑞牆山など、海外ではヨーロッパのシャモニ、ドロミテで山岳ガイド、登山教室、雪山教室、クライミング教室を行って
います