<参考 バリエーションルートの難しさの目安 ※体力は別です>
レベル0 |
小川山マルチピッチ講習 前穂高岳北尾根 御在所岳前尾根 |
レベル1 |
北岳バットレス第4尾根 槍ヶ岳北鎌尾根 錫杖岳左方カンテ 小川山マルチピッチ |
レベル2 |
北岳バットレスDガリー奥壁 劔岳チンネ左稜線 二子山中央稜 錫杖岳1ルンゼ |
レベル3 |
北岳バットレスピラミッドフェース 小川山烏帽子岩左稜線 |
レベル4 |
太刀岡山左稜線 滝谷ドーム中央稜 錫杖岳注文の多い料理店 |
レベル5 |
瑞牆山・調和の幻想 |
レベル6 |
瑞牆山・ベルジュエール 海金剛 太刀岡山右岩稜 |
レベル0 体力があれば誰でも可能
レベル1 講習会、ゲレンデ、ジムなど岩登り経験が1回以上あるか、経験はなくても高い所が苦手でない方
レベル2 講習会、ゲレンデ、ジムなど岩登り経験が2回以上ある方
レベル3 トップロープで5.8(X)以上
レベル4 トップロープで5.9(Y)以上
レベル5 トップロープでフェース5.10a以上 あるいはクラック5.9以上
レベル6 トップロープでフェース5.10b以上 あるいはクラック5.9以上
槍ヶ岳周辺のバリエーションルートでもっとも魅力的なのはこのルートです。
そのスケール、困難さ、何より槍の頂上に向かうそのロケーションはいかなるルートも及ばないでしょう。想像してみてください。槍ヶ岳の頂上で休んでいたら、突然、登山道のないところから人が登ってきたときのことを。これが北鎌尾根です。
北鎌尾根のコースは技術的難度よりも、危険度の方が大きく上回るコースです。全行程ロープをつけての行動となることをご了解下さい。
今回のコースは最もオーソドックスな貧乏沢経由のルートを取ります。
このコースも北鎌尾根の歴史有るコースの一つです(初登攀と同じ日に成された)。軽装で登山を行えるため、行動の選択肢が広がります。
3日目は殺生ヒュッテで解散です。
※北鎌尾根初登攀は、1922年。湯俣からのルートと貧乏沢からのルートから同じ日に登られました。
・・・しかし、1920年に北鎌尾根は既に下降(トレース)されていたのでした。
体力の目安は軽量装備で標高差1000bを3時間程度、行動12時間です。
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