白馬の雪稜ルートといえば、白馬岳主稜が有名ですが、大雪渓を挟んで南側にあるのが杓子尾根と双子尾根。
双子尾根は主稜ほど有名ではないのですが、景色の良さや気持ちよさはこちらの方が上かもしれません。
登攀内容の白馬主稜に対して、景色と楽しさの双子尾根といっても良いでしょう。
ルート自体は難しくなく、私達と赤岳のコースでアイゼンの練習を行った方なら問題ありません。
お越しいただいたことの無い方なら、スリーオクロック、サイドステップ、フロントポインティングの全てがスムーズにできれば問題ありません。
もしこれらの歩き方が解らない、あるいは苦手という方はご遠慮ください。
(もし、これらの歩き方ができない、やってきたことがないというのであれば、雪山の練習をやり直した方が良いです)
また、標高差が1500mと大きいため、お越しいただく場合は筋トレを中心にしっかりとトレーニングをして臨んでください。
(事前に山を登るよりも、筋トレの方が効果が大きいので、頑張ってください)
ルートは概ねこのような豪快な雪稜、雪壁で構成されています。
白馬主稜よりも広いので、雪のコンディションに左右されにくく、その分だけ登高自体を楽しむことができます。
上部では簡単な岩稜帯も出てきて、そういう点でもやはり白馬主稜とは趣の違うルートです。
杓子岳より南側の景色。
白馬主稜を登ると大雪渓周辺が高い尾根に囲まれているため、白馬岳を中心とした小さな範囲しか見えませんが、双子尾根は周りに遮るものが無いため、とても開放感のある景色を楽しめます。
特に尾根よりも南側、つまり白馬岳とは反対側の白馬鑓方面の景色はワールドクラスです。
下山は白馬大雪渓を、ヒップそりで滑り降りましょう。
ヒップソリガイド歴20年以上の、ヒップソリ協会会長(自称)が丁寧に滑るコツを教えます。
おまけ
ヒップソリで上手に滑るコツ
1、足は広げない
2、足は伸ばさず、体操すわりする。
3、後傾しない
※天候等の都合によってはルート変更させていただくことをご了承下さい
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