キャンセルについて 2011年 9月
ルートガイドで、参加者自身の都合によるキャンセルの場合、以下の料金を請求させて頂きます。
山行15日前まで・・・キャンセル料は発生しません 山行14日〜4日前まで・・・ガイド料金の50% 連絡無く、当日不参加の場合・・・ガイド料金の100% 山行3日前から当日・・・ガイド料金の80% ※ただし、こちらでそのコースを再募集して、参加者が出た場合にはキャンセル料は頂きません。ですからキャンセルの場合はお早めにご連絡ください。 ※この場合予約金もお返ししますが、振り込み手数料などを引かせていただくことをご了承ください。
私達の仕事で最も困るのは直前のキャンセルです。定員に達せば、そのコースに後からお申し込みになられたお客様を、やむを得ずお断りしています。直前のキャンセルでは、例え他に
ご希望の方が居たとして、急遽その方にご連絡をしても多くの場合は既に予定を組まれていて都合を付けるのは困難なのです。
私達も実際に山へも行かず、キャンセル料の請求をするのは大変心苦しく、そのような状況は出来るだけ避けたいと考えます。ですからキャンセルのご連絡そのものを、少しでも早くお願
いします。
また、迷われた際やキャンセルの可能性のある場合にも、ご一報いただけると大変助かります。
あなたの他にも、その日しか都合がつかず、そのコースに参加したいお客様がいらっしゃるかもしれないことを、お気遣いいただければ幸いです。
ガイドの定員についての説明 2010年
私達の行うコースは定員が決まっています。
そのため、ガイド料金の値上げをせざるを得ないコースもでてきますが、安全、コミュニケーションを向上させることで皆様に還元できるように努めます。
クライミングルート(マルチピッチクライミングが出てくるルート)ではロープ一本に一人を原則とし、2本のロープを操作するため定員は2名です。 クライミングルートでロープ一本に2人以上が繋がって登るガイドがいますが、同業者から見れば危険ですし、登っている方も楽しくありません。 2人繋がっている場合、理論上は片方が落ちても引きずり込まれないように出来ますが、それは机上の話。実際には引きずり込まれる可能性は高く、もしそうなってしまうと、ガイド一人で は対処が複雑で現実的には不可能です。 ですから、私達は、お一人当たりのガイド料は高くなってしまいますが、逆に私達の収入を減らしても(定員が多い方が収入は多くなります)、安全と楽しさ、講習の効率を優先します。 どうぞご理解頂き、ご検討下さい。
・夏山・雪山一般コース 基本的にはロープを繋いでの行動が無いコース ・・・・ 定員3〜4名(これまでと同様です)
中央アルプス縦走、八ヶ岳縦走、冬の硫黄岳・天狗岳など、参加者によってはロープを繋ぐこともあります
・夏山一般ルートでもロープを繋いでの行動が長いコース、バリエーションルート ・・・・ 定員2名
西穂・奥穂縦走、劔岳の各コース(一般ルートも含む)、前穂北尾根、北鎌尾根など
・雪山コース 基本的にロープを繋いでの行動となり、バリエーションと同じです ・・・・ 定員2名
赤岳、赤岳主稜、残雪期の劔岳の各コース(一般ルートを含む)
(社)日本山岳ガイド協会でもガイドレシオ(ガイド1名に対する顧客の定員)を定めていましたが、私達はそれよりより厳しい基準をもうけています。
私達は仲間同士の自己研修によって、ガイドのロープ使用による安全確保について練習、検証した結果、同時行動中に確実に安全を確保できる人数は2名であるという結論に達しまし
た。
常に上から確保する状態を創ることで、3名でも止められることもあり、西穂・奥穂縦走では定員3名で行ってきましたが、そうでない場所、状況においても万全を期し、安全を確保すること
を目指します。
ガイドの事故が増えていますが、いかなる技術や経験があっても、上記の定員以外では確実に安全を確保できないものだと、私達は考えます。
各コースの値上げについて 2013年 1月
ご常連様には大変申し訳ないのですが、2013年シーズンまでの料金から、全体の料金の見直しを徐々に行っています。 安全のため、お受けできるお客様の数には限りがある為、近年多くのお客様をお断りしなければならない対応に追われているのですが、私共ガイドは基本的に外で活動する業務であり、 また安全を的確に確保するためには、それに伴う技術の向上に掛ける時間も常に欠かせません。 しかしながら事務業務も兼ねながらのガイド業務には、迅速にご返答が出来ないなどの支障が年々増大しており、最早対応出来る限界を超えつつある状況です。 このため各コースの料金を見直させていただきますので、大変ご迷惑をお掛けしますが、ご理解とご協力をお願いします。 2007年シーズンまで赤岳のコースは3万円で行ってきましたが、今年は4万円に値上げさせていただきます。 定員3名で行ってきたコースですが、今年は定員2名で行うためです。 私達もガイド業で生活をしている以上、定員を減らすことは、即ち収入を減らすことに直結してしまいますが、皆様の安全を守るという山岳ガイドの理想を貫くためには、必要なことだと考え るからです。 定員を減らす理由ですが、まず第一に安全のためです。 これまでのガイド登山では、捻挫、打ち身程度の怪我であっても、事故は一度もありませんが、赤岳の下降中に滑落をロープで止めるということはよくあります(同コースはシーズン中には 60名ほどが参加されます)。 これは多くの参加者の方が、決して初心者コースとは言えない赤岳を、初めての雪山を経験とする場とし挑戦され、そして私達も少しでもよい経験にしていただくためにあえてトレースを外 すラインで登山を行うため、無理からぬ話なのです。 だからこそ私達ガイドを必要としてくださるのだとも思います。 これらに適切な対応をとるとともに、今後どんな状況であっても確実に事故を防ぐためには、思い切って定員を減らすことでしか対応はできません。 ロープを繋ぐような山では、その繋ぐ人数によって、危険率もそれだけ倍増してしまいまうからです。 このように、より安全を図った上での行動をとることによって、皆様には大胆な動きで一日目の成果を発揮していただき、恐れることなく着実に技術を身につけていただきたいと思います。 また定員を2名とすることで行動時間の短縮を図り、昨年までは行っていなかったビバークやラッセルのなどの、雪山での危急時の対応についても、時間の許す限りで積極的に訓練を行 っていく予定です。 数字上での1万円の値上げは事実上、皆様の負担を大きくしてしまうことになってしまいます。 しかし、安全度や講習内容をより向上させることで、よりよい雪山経験としていただくことを目指していきたいと考えます。 私達にとってこの赤岳のコースに参加していただいた方が、ご自身の力で安全に雪山を楽しんでいけるような、自立した登山者になっていただければ、これに勝る喜びはありません。 今後は夏山冬山を問わず、私達が危険と判断し、ロープを繋いで行動するコースに関しては定員を2名とさせていただきます。 どうぞ、ご理解をお願いします。
山岳ガイド ミキヤツ登山教室は、夏山、冬山ともに国内では八ヶ岳、穂高・槍ヶ岳、剣岳、北岳、小川山、瑞牆山など、海外ではヨーロッパのシャモニ、ドロミテで山岳ガイド、登山教室、雪
山教室、クライミング教室を行っています |