カンマンボロン!
もともとが響きのよい「ミズガキ」にあって、さらに「カンマンボロン」となれば、かなり特異なエリアです。
実際、幾つものマルチピッチ、ショートルートがありますが、今回のワイルドアットホームはグレードが5.11bなのに入門ルート。
まさに「瑞牆ブランド」なルートです。
※他にも「コヤスリ」「オオヤスリ」など、響く名前があります。
ルートはフェイスクライミングが中心で、簡単な5.8以下のクラック(ワイド含む)が少し混じります。
このルートを登るにはコンディションが重要で、春と秋が適期。南向きの日当たりが良い壁なので、涼しいコンディションが必要です。
核心は一ピッチ目の最初の10メートル。
トポによると核心は4ピッチ目(実際の5ピッチ目)となっていますが、この1ピッチ目をクリアすれば完登できるので、気合をいれて頑張りましょう!
(最初からして欲しくないですが、元々が人工登攀の為のボルトラダーなのでA0可能です・・・)
1ピッチ目(通常、1ピッチ目と2ピッチ目を繋げます)
核心部である、最初のスラブ状フェイスを抜けると、快適なフェイス・クラックとなります。
2ピッチ目は5.11a 快適な花崗岩的フェイスクライミングです。
慣れていればもう少しやさしく感じるかもしれません。
3ピッチ目も快適なフェイスクライミングから簡単なクラック(といってもフェイスクライミングです)
この写真は5ピッチ目。
グレードこそ5.8ですが、ワイドクラックなので奮闘系です。
その前の4ピッチ目は、簡単なクラックから始まり、スラブ状カンテ、クラックを利用したフェイスクライミング、さらにそこからスラブクライミングと、なかなか多彩なクライミングとなります。
カンマンボロン
クライマー、しかも日々頑張っている人にしか登れないルートでしかココに立つことはできません。
もしあなたが、クライミングが楽しいのであれば。
そして頑張ることができるのであれば、是非目標にしてください。
今はできなくとも目標を定めて頑張ることが人にとって素敵なことだと、きっとわかってもらえると思います。
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