雪山技術の幅を広げるために、アイスクライミングを積極的に行ってようというコースです。
もちろんシーズン最初に良いルートです。
一日目はアイゼン技術の向上とそれを思い出すためにもアイゼン訓練中心にアイスクライミングの練習をします。
もともと、アイスクライミング自体は技術的にそれほど難しいモノではないので、無雪期にクライミングをしている人であれば、アックスの振り方とアイゼンの正しい使い方を練習すれば、それほど問題にはならないでしょう。
二日目は早朝に赤岳鉱泉を出発して、裏同心ルンゼを登ります。
それほど難しくないアイスクライミングとラッセルを含んだ歩行を繰り返しながら大同心基部を目指し、そこからは大同心、小同心の間から横岳頂上を目指します。
横岳到着後はそのまま赤岳方面に縦走し、地蔵尾根を下山します。
雪山を登っていくのであれば、アイスクライミングの基礎的な技術を知って、それを現場で駆使できると登山の幅が広がります。
雪山を続けるのであれば、アイスクライミングは必須技術であるといっても良いでしょう。
シーズン初めの足慣らしとしてだけではなく、今の自分の技術を向上させるのによいコースです。雪の赤岳を経験していて、無雪期にクライミングをしている方であれば余裕をもって楽しめるでしょう。
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