八ヶ岳、小淵沢に住む山岳ガイド、加藤美樹・久野弘龍が、ヨーロッパ・シャモニやドロミテ、国内の雪山、冬山、バックカントリースキー、夏山、登山・クライミング教室、ガイドを行っていま
す。国際山岳ガイド連盟・日本山岳ガイド協会所属
登山
☆の数と体力度
★の数と技術度
クライミング講習 クライミングの経験を積むことで、ただ歩く登山のみならず、上記各種のバリエーションルートへや、海外登山への道も拓けてきます
ミキヤツ登山教室のコンセプトは、「自分で登れる登山者を育てること」ですから、岩登り講習も、それに準じて行っています。
初心講習
全くの未経験者が対象ですが、クライミング経験はあってもその回数が少ないとか、頻度が低い方。あるいは経験はあってもなかなかうまくならない方もこちらのコースにおこしいただくこと
をお勧めします。
クライミングジムへ自主的に通われているなどの方を除けば、多くの方は未経験に等しいため、こちらからご参加いただいています。
また山と同じロープワークで登るマルチピッチも、マルチピッチ初級からであれば、未経験の方でも安心してご参加いただけるレベルです。
(ただし極端に怖がりな方は、高く登り過ぎない初心講習からがお勧めです)
ステップUP1初級
初心講習、あるいはそのレベルを経て上達していきたい方のためのものです。
初心岩登り講習を終えた次のステップであり、クライミングジムに通い始めたばかり。または、たまに行くくらいで、5.9〜5.10b程度をトップロープで登れる方が対象です。
ステップUP初級2
クライミングジムで1週間に一回程度は定期的にクライミングを継続されている方で、ジムでのボルダリングの場合は7級程度以上がコンスタントに登れる。
または、5.10台全般が、概ね登れるようになってきた方 を対象にしています。
この辺りから、仲間同士で登ることもある方には、安全確保のバックアップを伴ったリードの練習、それで問題なければ、その後実際のリードも行なっていただいています。
ステップUP中級
初級ではレベルが合わなくなった方が対象のコースです。いわば初級者からみれば上級者向けのコースとなります。
クライミングジムに定期的に通っており、5.11a以上を目指す方。またはジムのボルダリングで男性で4級以上、女性で5級以上をコンスタントに登れる方を対象にしています。
岩場へは仲間さえいれば、実際にご自身で行けるレベルなので、 リードのみならず、 トップロープの掛け方や、回収方法といった、支点に関する知識も学んでいただきます。
具体的には中級とは11台を目指すくらい。現在の参加者はテンションを掛けながらであれば、苦労はしていますが概ね11前半は登れています。
ですが、これは継続して参加される方たちが上達して来たための結果であり、あくまで中級のコンセプトは「5.11台を目指す方」が対象です。
ご参加されるコース選びについて
クライミングというものはその動き「ムーブ」の引き出しを経験して覚える、その積み重ねであり、例えば5.8を繰り返し登っていれば5.10台が登れるようになるものでもなく、また5.10台を繰り
返し登っていれば、5.11が登れるのではありません。そのグレードに応じた動きを経験し、覚えることで、そのグレードが登れるようになるからです。
そして自分にとってやさしいグレードも並行して登らなければ、限界グレードを追えばトライ回数が減るため、今度は持久力が落ちます。並行してやさしいものも難しいものも、どちらもトライす
べきなのです。
ですから上達するには、例えばステップUP中級だからと言って5.11ばかり登るのではなく、10台を中心に、11台も触る、といったことが必要になってきます。
こういったことから、各種コースに参加される方の中にはもちろん、挑戦はしているけれど、こんなグレードは自分にはまだ登れないという方も含まれます。
要は、其々のコースでクライミングに精を出し頑張っているみなさんの中に入っても挫けることなく、一緒に楽しめるようであれば、参加条件に拘らず、ご参加いただいても問題ありません。
参加条件はご自身の現在におけるグレードばかりではなく、目指すグレード、つまり「やる気」も加味して、お選びいただいても構いません。
(もちろんそのための、日常的な努力も伴うことが、条件ではありますが)
各コース定員は4名
これは4名が最も効率よく本数を登れるからです。
例えばマンツーマンや1対2の場合には、順番が次々来るので、お客様は休みなく登ることになります。
自分の動きを客観的に見ることは厳しいので、上達するには人の動きや行動をよく観察することも重要ですが、あまり人数が少なすぎても人それぞれの動きを見て勉強することは難しくなり
ます。
またこれ以上人定員数が多ければ、今度は登れる本数が減って来るでしょう。
最後に
これらの講習を経て、お客様同士ジムが同じなどで仲良くなって一緒に、またはご夫婦で、岩に出かけられている皆さんも居られます。
自立した登山者になるには、そのための考え方が大切なのと、あとは自信をもって挑むための技術でしょう。
そのためには、この程度で良いという範囲はなく、考え方も体力も技術も、それらのどれかが欠けるほどに補わなくてはいけないものだと考えます。
どんなスポーツでも数回で上達するものではありませんし、上達のスピードには個人差があります。
人によっては、怖がり過ぎてしまったりで初心者講習を幾度か受け、徐々に馴らす方も居ますし、室内ジムなどに通われていればステップUP初級からスタートが可能な方も居ます。
ですがクライミングというものは他の多くのスポーツと同じく、動きを覚えられるまでが難しいので、多少クライミングをしても、ステップ?アップ中級?の参加条件である「5・11を目指せるレベ
ル」になれる様には、簡単にはいきません。
皆さん地道にご自身で室内ジムに通われたりして、継続的に岩登りを続けられた結果、こういったグレードが登れるようになっています。
上達に最も大切なのは継続です。
人の記憶力は1週間が限度ですので、2カ月から3か月は週一回の室内もしくは外での岩登りを継続する期間を設ければ、今時は多くの室内ジムが出来ていることから、飛躍的な上達が
期待できます。
また逆に、それまでの期間は修行だとお考えください。
山岳ガイド ミキヤツ登山教室は、夏山、冬山ともに国内では八ヶ岳、穂高・槍ヶ岳、剣岳、北岳、小川山、瑞牆山など、海外ではヨーロッパのシャモニ、ドロミテで山岳ガイド、登山教室、雪
山教室、クライミング教室を行っています |