八ヶ岳、小淵沢に住む山岳ガイド、加藤美樹・久野弘龍が、ヨーロッパ・シャモニやドロミテ、国内の雪山、冬山、バックカントリースキー、夏山、登山・クライミング教室、ガイドを行っていま
す。


 山岳ガイド ミキヤツ登山教室の旅記録 ベトナム・ニャチャン その1       

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今回は全く山とは無縁のバカンス。バカンスと言ったら、やっぱり「海」でしょう!

そこで、日頃からスターアライアンスで貯めているマイレージで行けるエリアから、雨期ではない東南アジアということで選んだのが、ベトナムでした。


今回の旅の目標はズバリ
「ダラダラすること」あれこれと遊ぶ必要もなく、ただひたすらに、「暑いなぁ〜」なんて言いつつ、ダラダラすることなのだ。


ニャチャンビーチがベトナム人で賑わうのは、朝日の昇る頃と夕暮れ時・・・つまり日の高い、海の青い時間は静かです


※2012年現在のレート(1万VDN=40円)7年ほど前は70円だったが、物価も数倍に跳ね上がっており、相対的には必要額も高騰しています



2012年6月4日   


久々の「えいじあ〜」


初めての海外は韓国。高校生の時に市民講座で習ったハングルを切っ掛けに、下関から船で釜山へ渡った。その後は香港、シンガポール、マレーシア、そしてタイ・ラオスを巡ったこともあ
りますが、ベトナムへ入国したことはありません。

たのしみ〜♪

シンガポール航空って、やっぱりサービスもご飯も最高だし。

シンガポールへ飛んで、乗り継ぎのホーチミンで一泊します。



2012年6月5日 


ところが・・・

ホーチミン(旧サイゴン)は、バイクの河。一応はバイクの車線もあるのだが、奔流のごときバイクの波で、合流点はハチャメチャである。

そして、ペルーだけではなかった・・・クラクションの嵐。

出発時にププーッ! 人が居たらパパーンッ! 遅い車が居たらパプパプゥ! 合流点でパラリラァ〜ッパラリラァ〜!

と、とりあえずは、誰もが鳴らす。まぁそりゃ、クラクションは警笛な訳ですが・・・


しかも、梯子やセメント袋も山積み、天秤棒だって、婆ちゃんだって子供だって、孫だって、ひ孫だって、ナンでも幾つでも何人でも・・・載せる。

つまり商売道具も家族も、みんな一緒に、80ccのホンダ(バイク)で、移動しちゃうのである。


見物は道路の合流点!どう見たって、交通ルールがあるようには見えないのが、ベトナム流?



だからバイク屋も多い(ビールの栓で当たりくじが出ると、景品はバイクかTVだった。経済成長著しいベトナム版2種の神器か?)



兎に角凄まじい喧噪にウンザリ



食うもん食ったらぁ〜?


フランス植民地時代の影響は、プリン「バインフラン」などの食文化として、今も残る

左手前は緑豆と練乳の寒天寄せ、右はナタデココやテングサなどのプルプル食感のものに、小豆や練乳を入れた氷あんみつ「チェー」

市場で食べるとカフェよりは安く、露店よりは高い。どれも100円くらい。お冷やのお茶が出てくるのは、日本ぽい。フランスでは有料だからね。



2012年6月6日



ベトナム航空で、「いざ、ローカルエリアに退散!」



が、しかし・・・飛んだ先のニャチャンも、状況はあまり好転せず・・・あれれ???


日中はまだこの程度ですが、この海岸通り、夜は流れが途切れません。

でも渡り方は同じ。この道路、海へ行くには必ず横断しなければならない。
(全室オーシャンビューが謳い文句である日本人御用達の「ホテル・ノボテル」は、確かに海の前ではあるが、正確にはこの道路を挟んだ向こうが海なのだ。ちなみに最高級とされるアマン
ダラリゾートは目前が海、でも背後はやっぱりこの道路・・・)



「とりあえず、食べる」オッチャン達のつまみで、何か良く解らないまま頼んだら、メニューには無いピータンだった


ホーチミンよりも更に暑い街を、汗ダラダラ流しつつ彷徨い、幾らでもある食堂の中から大衆的な店を選んで、隣のテーブルでビアホイ(生ビール)煽るオッサン達の皿を指さし「アレ、欲し
い!」とゼスチャー。

うんうん、久野も逞しくなって来ましたね。
初めてのヨーロッパの頃は、英語でもたじろいで、私を前に押し出していたのに・・・成長してくれてカァチャン(?)は嬉しいよ!

ちなみに、ベトナムでは外国人料金が廃止されたとはいえ、英語版メニューで注文すると2,3割高い値段が表示されていたりするのは、結構ふつうです。

そして、ビールに氷を入れて飲むのも、ふつうです。
サービスの良い店は、頻繁にこの氷を交換してくれるのだが、お腹の弱い日本人には、この氷こそが、店によっちゃ鬼門です。



2012年6月8日


宿泊先はニャチャン中心街の「ゴールデンシー・ホテル」(黄金色の海)、何だか日本だとラブホっぽくも感じる名前だが、ビーチリゾートのニャチャンには、この手のホテル名が氾濫している
のだ。

クィーンサイズベッドのツインルームは、トイレ・シャワーに、私達高地民族には欠かせないクーラー付き。一部屋これで一泊1500円!


ちなみに、数件隣の角にあるワンランク上質なホテルは、「アジアパラダイス・ホテル」上質なフロントロビーには、ちょっと見合わない、センスの無いネーミングだったりもする。



庶民の真似っこして、露店でフォー


が、しかし、早速ぼられたらしく10万VDNを取られる。必ず値段を聞いてから注文すべし。

まぁボラれても、二人でコーヒーも飲んで400円だけどね。

(ちなみにホーチミンでは、庶民には高めのベンタイン市場だと、フォー一杯が、5万VDNで200円となる)



ビーチのベッドは客引きの兄ちゃんに「一人5万VDN(200円)だよ!」と言われたが、そこは久野


「えぇ〜ッ、二人で5万VDNでしょ?え、ダメ?じゃ二人なんだからさ、8万VDNでしょ」

と、早速交渉。

値段なんて、あって無いようなものだから、そのまま払うのも、まけて貰うのも、相手の気持ちとこちらの腕次第。

「仕方ないなぁ・・兄ちゃんには参ったよ。OK!」

で、交渉成立。ベトナム人は平気で吹っかけることもあれば、そうでないこともあり、また客引きも交渉もさほど執拗ではなく、案外あっさり引き下がる。

ちなみに、ゴロゴロしつつ二人で観察していると、午後からの人には3万VDNだったり、ともすると、また別のデップリ太った白人には、午後遅くからでも3人で10万VDNだとか、彼らなりに
さじ加減をしている様だ。


いきなりですが、私の足


糸で巻き取る脱毛です。左のおばちゃんがより上手で、歯でくわえた糸を切らずに張って、重ねながら引いていく。

勧誘は最初、40分20万VDN(800円)のマッサージから。

「まぁ〜お姉さん、いい筋肉してるわねぇ〜エクセレントな背中よ〜」なんて、

それ、喜ぶべきなのか?微妙な誘い文句でマッサージを始める。


最初は「いいよ、いいよ」なんて言ってたが、「まぁ、それくらいならイイカ」と、思ったら鴨である。

「ほら、こうやって腕も艶々よ〜」なんて、話には聞いていたが、糸を操るテクに見とれていると、「腕片方で20万VDNよ」
「え〜、じゃぁ要らないよ。両腕ならいいけどね」「OK、OK♪」

更に、「ほら、綺麗になるでしょう?足もいいわよ〜」と、久野のマッサージを終えて手の空いたオバちゃんも交え、更に二人掛かりとなった。

(流石に彼女らも、久野にコレを勧めるという乱暴な勧誘は、出来なかったらしい・・・)

「ついでにどう?顔も」と、相手の意向はとりあえず無視して商売に励むおばちゃん・・・こうして彼女たちは日本鴨から計3200円をせしめ、更なる獲物を求め、砂浜を去っていった。



そして日没後、ビーチは庶民のものとなる


ベトナム人が泳ぐのは、日の高くなる前、朝は5時くらいから?(それより前は、私の目では確認できていない)

もしくは日没後。ベトナム美人の規格は色白であることと、日中は暑すぎるから?昼間のビーチは、逆に日に焼けたい欧米人くらいしか居ない。



夜は市場の周辺まで出掛けた方が、タクシー使っても圧倒的に安い「日本で言えば手巻き寿司?の、春巻きでお腹を満たす」


ライスペーパーで巻くのは日中に下ごしらえしてある、すり身をサトウキビの芯に包んで焼いたちくわ、揚げた棒状のライスペーパー、子タマネギのピクルス、キュウリのスライス、そして香草
と、兎に角ヘルシー。

ほとんどが雑草のような香菜で、時にはドクダミの葉なんかも出てくる。エビのすり身などで出来たソースは辛くないので、チリソースで好みに調整出来る。

3人前頼んで、ビールも結構飲んで、お会計は?二人で700円くらいって、いいんですか?それ。


なんか「ウサギちゃん系ご飯」だったので、タンパク質欲しいなと、更にうろついていたらありました



「あんちゃん、ソレって何焼いてるの〜?」



「ロブスターだよ。どうだい?」ってそれ、ロブスター(ザリガニ)じゃなくって伊勢エビじゃん!


この近海では伊勢エビ養殖してます。案外伊豆辺りの浜焼きのも、ベトナム産が入ってたりして?

塩焼きが一番、なのだが、これを伝えるのがまた難しい。




2012年6月7日


今朝は15$のアイランドホッピングを頼んであったので、ピックアップが来る前に屋台で「バインミー・ティット」を買って朝食を済ませる。


昔ラオスで屋台に山積みのフランスパンが売られているのに驚いたものだが、ベトナムのフランスパンのサンドイッチも40円にしちゃイケてる



ご婦人の手を取っているのは、ボートトリップのエンターテナーであるガイドのウォン


多くのボートトリップが出ているが、1ツアーに一人乗船する彼らガイドの武器は、何といっても口である。

片道1時間もある航行中には、お客が飽きないよう酔わないように雰囲気を盛り上げ、乗客の自己紹介をしつつ、クイズを出したりしてはその一人一人の名前を覚え、島で水遊びに夢中に
なっているお客が居れば名指しで注意喚起をして統率を取る。

「どうだ〜い!今日みんなが行くのは、何処だ〜い?」「そうさ、むんあいらんどだぁ〜!!」
「そこの美人3人、君たちは何処から来たんだい?ニュージー?そうか、キウイだねぇ?」「後ろのダンディー3人は〜?そうかUSA,彼女たちといいカップルになるぜぇっ」

なんて具合である。

「簡単なクイズやるよ?当たった人にはビール一本ずつフリーだよ」「ベトナムの独立記念日は?」「お、君はサラだね?OK素晴らしいよサラ、後でコーラかビールあげるよ」だとか。

ちなみに何言ってもあまり聞き取れていないと瞬間で悟られたらしく、頭の良い彼はあえて久野には話しかけない。

この後計3回この同じボートに乗っても、毎回「ヘイッ、ミッキーッは、また来てくれたね!」と呼ばれるのは、つまり私達は二人でワンセットだということか。


彼を見てると、やはりサービス業にはあの「ノリ」こそが、重要なのかも?と思えてもくるのだが・・・

山で私が「みんなぁっ、今日行くのは何処だ〜い?」「そう!あそこだよっ!赤岳だっ!みんな準備はOKか〜い?かま〜ん・れっつ・ご〜!」なんて言い出したら、それもナニかヤバいでし
ょ?



ゴンドラで渡る対岸の「ヴィンパール島」は、いわばベトナム版ディズニーランド
(この鉄塔は当初60mの設計だったが、空軍の訓練空域で50mに変更され、今度は豪華客船が入港できなくなったのだとか?)



船頭の兄ちゃんが突然飛び込んで拾ってきたのは・・・(こいつは下船の際には、既に船で手際よく捌かれ、刺身になって上陸した)



ほとんどのツアーが、ヴィンパール島で水族館見たりするのだが、このツアーにしたのは余計な寄り道のない純粋なシュノーケリングツアーだから


島には上陸せずに船から飛び込んで、2ポイントくらいを廻る。どのツアーもランチやデザートのフルーツを含む。


この日は波も高く、日差しもなくて寒い



手前には養殖エリアの島もあるせいか、透明度は抜群とはいえないがそこそこ



日暮れ時を迎え、これからはベトナム人の時間です




2012年6月9日


朝起きたら、これまでとは違って快晴!

久野が旅行社まで走ってくれて、今日もアイランドホッピングに駆け込みで参加した。


ところが同じ船着き場なのに、週末である今日は凄まじい混雑振りだった



なかなか船がつかまらないらしく、待っている間にウォンに尋ねてみた「ねぇ、ナンでこんなに混んでるの?もしかして夏休みだとか?」


「あぁ、6月末で学生は休みになるんだ。3ヶ月のね」(学生って・・・みんな一家揃って出掛けてきてる気がするけど?)

「3ヶ月!」「日本では学生の休みはどれくらい?」「1月と少しかな」「えぇ!!日本人の学生は11ヶ月も勉強してるのかい?」

いや、正確には11ヶ月も勉強はしていないのだが、大学生以外では3ヶ月もの休みはないだろう。ベトナムで義務教育といえば5年制の小学生までなのだから、学生とは小学生を指すは
ずである。




日差しがあれば、海の中も格段に色が変わる



でもやっぱり波は高くて、二つ行くはずの島はムンアイランドだけに



「まぁ、いいや」

別れ際、ウォンが「天気がよい日には、その日の朝に連絡するよ。今度こそ二つの島へ連れて行くから、OKかい?」と訊いてきた。

特別することも無いので了承する。



2012年6月10日


たまには自分の足で歩くか・・・と、チョー・ダム(ダム市場)まで歩く。


兎に角暑い

最も賑わうのは、きっとまだ暗いうちなのだろう。昼間は静か。



も〜暑すぎて、汗まみれだったので、一息入れる

サイフォン式のコーヒーは、下がたっぷりの練乳に、ポタ、ポタッと、5分くらい掛けてジックリ落ちる。

そしてこれにも、お決まりの氷を入れる。60円くらい。



今日はちょっとリッチに、各種取りそろえたビールが飲めるという「ルイジアナ・ブリュ」まで行こうと海岸へ


しかしやっぱりハイソな雰囲気のルイジアナに気後れして、私達二人は何となくそのまま砂浜へ通過してしまった。。

すると煙が・・・「あ!浜焼きやってる!」

流石はこの辺の嗅覚は鋭い久野が、大喜びで駆けていく。「あり?ビールは?」


でもやっぱり、こっちの方がイイよね



それぞれ伊勢エビ一匹ずつ



私は蟹も、でもコイツ今ひとつだった

中くらいのエビも2匹ずつくらい食べて満足!ビールも5缶くらい飲んで2800円くらいなり!



タクシーは増えても、シクロもまた健在ですが、メーター無いし、排ガスまみれでしかも交通量多くてコワい


シクロが全盛期だった時代は、この町ではホンの数年前だったはずなのにねぇ・・・



その2へ続く



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山岳ガイド ミキヤツ登山教室は、夏山、冬山ともに国内では八ヶ岳、穂高・槍ヶ岳、剣岳、北岳、小川山、瑞牆山など、海外ではヨーロッパのシャモニ、ドロミテで山岳ガイド、登山教室、雪
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